みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
クリスマスが終わり、今年も一週間を切りました!
年末の雰囲気は好きなんですが、飲食業においては年末年始は忙しく、実際は雰囲気を味わってる余裕はありません。
ホテル時代の話をしますと、25日のクリスマスが終わると、洋食部門はちょっと一息という感じですが、それでも31日まではそれなりに忙しく落ち着きません。年が明けて成人の日が過ぎると、ようやく落ち着いてきたなという感じでした。
それに代わって、今度は和食部門が忙しくなります。
お正月のおせち作りです。
洋食部門もおせち料理を作りますが、数が違います。
宿泊されたお客様にも元日におせち料理をサービスしていました。
そしてクリスマスの忙しさが終わると、今度は年末年始の食材の仕入れに頭を悩ませることになります。
ホテルは年中無休ですが、市場や業者は休みで、しかもいつもより長く、どこも欲しいものは同じなので、早めに確保しないといけません。
が、需要と供給のバランスがあります。よって特に野菜や果物は価格が上がってきます。
肉類はある程度保存はききますが、魚介類は手に入るかどうかもわかりません。
また、鉄板焼きでは、活けの車エビや鮑、オマール海老なども活かしておかなければいけません。
そして面白いのは、12月25日と26日では、ホテルの雰囲気が全然変わります。
それは、飾り付けが変わるからです。
25日まではクリスマスバージョンで、ツリーや電飾がキラキラして楽しげですが、26日になると、門松が飾られ、一気にお正月気分で、落ち着いた雰囲気になります。
本当にガラッと変わります。
クリスマスの飾りのあるうちは年末という意識は薄いですが、門松を見ると、とたんに年末、お正月の気分になり身が引き締まる感じがします。
面白いですね。
ああ、年末の雰囲気をゆっくり味わいたいなあ。