みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
僕たち料理人やパティシエ、パン職人にとって「小麦粉」は欠かせない食材のひとつです。
特にお菓子やパン、麺はほぼ「小麦粉」から出来ていると言ってもいいくらいです。
そんな「小麦粉」の最大の特徴って何だと思いますか?
それは「グルテン」です。
「グルテン」による「粘り」と「弾力」です。
他にはない最大の特徴です。
パンやパスタの「もちもち感」や、うどんの「コシ」などがよく知られています。
この「グルテン」の特徴を生かすか殺すか、またどう使うかが「小麦粉料理」の神髄と言えるかもしれませんね。
ですが、この「小麦粉』の「グルテン」を弱めることでおいしくできる、日本人にとっても馴染みがあるお菓子があります。
僕も大好きです。
個人的には、お茶か牛乳と食べるのが好きです。
それは「カステラ」です。
カステラは「グルテン」を弱めることであのフワフワ感を出しています。
それではどのようにして「グルテン」を弱めるのか。
それは、小麦粉を長期間保存することで、「グルテン」のもとになる物質のそれぞれをつなぐための「手」にあたる部分を酸化させ、「グルテン」を出来にくくさせるんだそうです。
その結果「グルテン」が弱まり、生地の中の水分が膨らみやすくなることで、より大きく膨らむようになります。
言い方は悪いですが、「古い小麦粉」を使っていました。
現在は、同じような作用を短期間で生み出すための方法として、特別な熱処理をしているそうです。
なので、自宅でも「小麦粉」を炒めることで、ホットケーキの膨らみが良くなったり、天ぷらがサクサクになったり、ホワイトソースが滑らかになったりします。
「カステラ」は「グルテン」の性質を「殺して」出来たものなんです。
それから、この「グルテン」を使って出来ている食べ物があります。
そうです!
「お麩」です。
「お麩」美味しいですよね。
生麩のお菓子を初めて食べた時は美味しくて感激しました!
食感が好きです。
小さい頃から好きです。
小学生のとき初めて「ちくわ麩」を食べたとき、「これ好き!」と思いました。
スタッフ「K」に言うと、「え〜、信じられない。私にはわからない。何かよくわからない食感じゃない?」と言われます。
何といわれようと「ちくわ麩」大好きです!
「ちくわ麩」が大好きという人に会ったことがありません。
というか、そんな話題にはならないか!
『ちくわ麩大好きな会』があったら入りたいくらいです。
あっ!すいません。また変な話題で勝手に一人で盛り上がってました。
最後にサリューのハンバーグは「お麩」が入っているんですよ。
「麩屋銀」さん。いつもお世話になっています。ありがとうございます。