高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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伊集院さんに叱られる!

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

1月にニュースで作家の伊集院静氏がくも膜下出血で倒れたと言うのを聞きました。

 

「え!飲み過ぎじゃないのか!」

 

僕はホテル時代、ステーキどころ(創業者があくまでもステーキを焼く、ということにこだわり鉄板焼きとは言わなかった)でお客様の前でステーキを焼いていました。

 

ホテルは、出版関係、病院、大学などが軒を連ねる神田御茶ノ水にあり、僕が普通に暮らしていたら絶対に出会うこともないような人達をお客様として迎え、お話をする機会がありました。

 

そんな中でお話しした数少ない著名人の中に「伊集院静氏」がいます。

 

お店には日経新聞がおいてありますが、その中に伊集院さんの連載があり、それを見るたびに嫌な?記憶が思い出されてきます。

 

伊集院さんと言えば、古いですが近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」を作詞したことや、夏目雅子の夫だったことでも有名です。

 

初めてお話しした時です。

 

「杉浦です。よろしくお願いします。」

 

と挨拶をすると、

 

「君はどこの出身?」

 

と尋ねられました。

 

「愛知県です。」

 

「愛知のどこ?」

 

「高浜市というところです。」

 

「どの辺り?」

 

「名古屋の下の方になります。」

 

「へえ〜、お前さんは地底人か?下って言ったら地下何メートルくらいだ?」

 

いきなり軽くお叱りのジャブを食らってしまいました!

 

そのことは忘れもしません。

 

「すいません。」

 

それ以来地図上の上下左右は、必ず東西南北で言うようになりました。

 

トラウマみたいに・・・・・

 

僕みたいな若造が相手するには100年早いと言わんばかりでした・・・・・

 

それ以降何度かお話しする機会がありました。

 

いつも緊張です。

 

オーラと言うか、存在感と威圧感がスゴイです。

 

でもいつもお酒が入ってるような・・・

 

話し下手で、本もあまり読んでなかったし、語彙力なんて小学生レベル!(自分で言うのも恥ずかしいですが)

 

今思い出しても、冷や汗が出てきます。

 

まともに話しできてなかっただろうなあ・・・

 

でもすごくよい経験であり、すごくよい思い出です。

 

そんな伊集院さんが先日の新聞で、手術後の後遺症は全くなく、リハビリに励んでいるという記事を目にしました。

 

よかったです。

 

もう僕のことは覚えていないと思いますが、そうした経験があり、少しはお客様の前で話しをすることに慣れました。

 

料理人は口下手、恥ずかしがり屋が多いと言われます。

 

確かにそうかもしれません。

 

お客様を前にして調理をするという経験は、僕にとって本当に大きな糧となってくれていると思います。

 

今、伊集院さんの前で調理をしたら、前より少しは上手く会話できるかなあ。

 

今度はカウンターパンチでノックアウトかもしれないなあ・・・

 

 

 

 

 

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