高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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コロナ禍の中で気付くこと。

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

世の中では色々な制限が緩和しつつあり、営業再開、営業時間延長などが以前のように戻ってきました。

 

勤務態勢も以前のように戻りつつあるようです。

 

学校も25日から始まります。

 

まだ色々な制限と、コロナ拡大防止対策が必要です。

 

 

知り合いや、同じ飲食業の方から連絡をもらったりして話しをすることがあります。

 

「どう?」

 

聞かずともわかっているとは思いますが、返す答えも

 

「ダメですね。」

 

となります。

 

「テイクアウトはどうなの?」

 

とも聞かれますが、

 

「多かったり、少なかったりで読めないですね。売り上げは上がりませんよ。原価率も高くて、儲けはほとんどありませんね。でもやらないよりは・・・」

 

という感じです。

 

みなさん悩んでいます。

 

今までやってきて、これから爆発的に売れるということはないと思います。

 

地道にコツコツやって行くのが性に合ってるのかなと思います。

 

「ピンチはチャンス」と言います。

 

もしかするとこれから世の中が今までとは違ったことになってくると、万が一・・・ということもあるかもしれません。

 

と、淡い期待を抱いていてるだけでは無理ですね。

 

何かしらの準備をしていないと・・・

 

そうなんです。

 

今みたいに時間がある時にしっかりと準備する。

 

準備したい。

 

でもどうしてか時間が出来ない。

 

どうして?

 

暇でも仕事や用事を自分で作っている。

 

そして時間を自分で作ろうとしない。

 

何だか自己啓発本みたいになってすいません。

 

 

そんなことを思いながら、うちで取ってる新聞を読んでいると、日本人初の宇宙飛行士で知られる、元TBS記者の秋山さんの記事が載っていました。

 

現在は三重県に移り住み人里離れた土地で農業をしているそうです。

 

その秋山さんの言葉に、実は今自分が思っていることを文字にして読んでるように共感しました。

 

「時間に縛られない」が、モットーだそうです。

 

コロナ禍で引きこもりがちな人が増えたことに「考える時間がたくさんあるって結構なことじゃあないか」と言っていました。

 

確かにそう思いました。

 

現代人は「富をつくることを優先し過ぎている」といい、「豊かさは人それぞれだけど、農作業の合間に日光浴していたらもう極楽」なんだそうです。

 

最後に載っていた言葉が、まさに自分の今心の中で思っていることを言われたようでした。

 

「多くの人は解除を待ち望んでいただろう。でも、本当はみんな、どっかで気付いているんだよ。富をつくるために削ぎ落としていた『余裕』の中に、大事なものがあるってことにさ」

 

まさにその通りだと、何回も読み直してしまいました。

 

豊かさ、幸せ、成功などの定義は人それぞれであって、考えが違うので人がとやかく言うことではないと思います。

 

なので、この言葉が共感できない人もいると思います。

 

しかし多くの人が、今回のことで、自宅にいる時間が多くなり、ゆっくりした時間を過ごすことが出来た方も多いのではないかと思います。

 

もちろんそうでない方もいますし、それこそ仕事がないことが死活問題になっている方がいることは、わかっています。

 

僕自身、お店の売り上げのこと、これからどうするかということなど、悩み事は多いのです。

 

しかしその反対に、いつもより帰宅時間が早くなったり、仕込みが減ったりで、体が少し楽になったということは否めません。

 

子供達が日中、お店で過ごすことが多かったのもありますが、仕事しながらでも一緒に過ごす時間が増えたり、話す時間が増えたりしました。

 

売り上げは減って、それこそ大変な事態です。

 

が、何だか「心は落ち着いている」気がします。

 

もともと地元でお店を始めようと決めたのは、仕事を始めたころからの考えというのもありますが、子供達と過ごす時間を増やすということもありました。

 

日曜休みや、連休にしているのもその考えがあるからです。

 

「売り上げ」を取るか「家族との時間」を取るかです。

 

もちろん日曜や夜営業をすれば、売り上げは上がると思います。

 

しかし、それだけではないと思ったからです。

 

そのようにするには、もちろんただ営業するだけではダメです。

 

営業時間、営業日などを決め、その中でどうすればお店を継続できるのかを考える必要があります。

 

限られた条件の中で、問題をクリアするにはどうすればいいのか。

 

開店前にはそういったことを考えていました。

 

もちろん開店後も考え続けています。(なかなか上手くいきませんが・・・)

 

もちろんその通りにはいきません。

 

また幸せの基準は人それぞれ違います。

 

実際、人のことを羨むこともあります。

 

「いい家住んでるなあ」「いい車乗ってるなあ」

 

恥ずかしいですが、そう思ったりします。

 

もちろんそうであればいいと思います。

 

しかしそんなこともありますが、家族でワイワイ冗談言いながら騒いでいる情景に、しみじみと「幸せだなあ」と思ったりします。

 

新聞記事を読みながら、またまた色々考えてしまいました。

 

 

 

 

 

 

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