みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
先日お肉の仕入れ業者よりこんな連絡がありました。
「コロナの影響で、アメリカの牛肉の輸入量が少なくなっている。今後大幅に値上げをすることになる。」
というものでした。
現在、ハンバーグに使用しているのはアメリカ産アンガス牛チャックアイロール(肩ロース)です。
このお肉はチルド(摂氏0℃の状態)で輸入されています。
今回の新型コロナウイルスの影響で、アメリカでの牛肉の生産量(屠殺量)減少と共に、輸出量も減少しているようです。
ということで、日本での輸入牛肉の需要に比べ供給が追いついていない状況です。
よって、価格も上がってくる。
そういうことらしいです。
しょうがないですね。
でも僕は仕入れ業者さんを疑うわけではありませんが、ちょっと疑問に思います。
もしかすると、アメリカ(トランプ大統領)が輸出量の操作をしていて、外国にあまり輸出していないのでは・・・なんて思ってしまいます。
現在の日本において、アメリカ牛肉はなくてはならない食材の1つになっています。
となると、供給量が少ないという理由で値上げをしても欲しい人達はたくさんいます。
そうして値上げをする。
なんて思ってしまいます。
物は違いますが、ブラジルのコーヒー豆。
コロナの影響で輸出量が減少したと思いきや、例年通りであるということです。
なぜか?
大きなコーヒー豆園は機械化されており、コロナ禍においても例年通りの収穫作業と収穫量を確保できるそうです。
なので、今回のコロナ禍においても例年通りの輸出をして、価格もそれほど変動していないようです。
その話しを聞き、余計にアメリカを勝手に疑っています。
以前のホテル時代にもそのような疑問を抱くことが色々ありましてた。
輸入食材などは、例えばフランスからの輸入品は、フランスや近隣諸国で「鳥インフルエンザ」が発生すると、輸入はストップ。
輸入が再開したとしても、値上げをしての再開ということがよくありました。
落ち着いたら値下げするのかな?と思っていましたが、一度上げられた価格は下がることはありませんでした。
それから、為替レートに影響されて、円安で値が上がったりしますが、円高になった時その価格は下がることはありませんでした。
「この差額って、輸入商社の利益?・・・」
本当のところどういうことになっているかはわかりません。
ビジネス・・・商売ですね。
いつも一番打撃を受けるのは末端の消費者です。
飲食店は、仕入れ値が上がったということで、値上げばかりはしていられません。
我慢して我慢して値上げをします。
値上げをすると売り上げが下がったりします。
いつも頭を悩ませます・・・
ということで、話題に出た牛肉を利用部位ごとに掃除していくと写真のようになります。
ちなみに元の形の牛肉は「10.7㎏」ありました。
そして挽いていきます。
この作業、いつも一人で黙々とやっているので何だか寂しいです・・・