みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
今回はピーマンについて書いていこうと思います。
「ピーマン」語源はフランス語の「ピマン(piment)」と言われています。
「piment」とは「辛とうがらし」のことです。
ピーマンは本来辛みのあるとうがらしです。
現在は辛みのない大型のとうがらし(甘とうがらし)がピーマンと呼ばれています。
昔のピーマンは大きくて肉厚、独特のあお臭さがあったようですが、現在は改良されて中型で薄肉、香りも少ないタイプが主流となっているようです。
なんでも食べやすく改良されてしまうので、本来の野菜の味が薄くなり残念です。
しかし、時代の嗜好に合わせて改良されていくんですから仕方ないですね。
フランスにいた時に、賄いを食べていても何が違うんだろうと思ったら、やはり野菜の味がしっかりしていることでした。
野菜だけではなく、肉や果物も味が濃く感じました。
ピーマンは栄養が豊富なので、夏には是非たくさん食べて欲しいです。
特にビタミンCがレモンの2倍、トマトの5倍もあります。
またビタミン類や食物繊維を抱負に含んでいます。
赤ピーマンは更に栄養に富んでいます。
ちなみに赤ピーマンは緑のピーマンが熟したものです。
知ってましたか?
ピーマン独特の香りや苦みも少ないですよ。
全体に張りがあって、色が濃くツヤのあるものを選んでください。
ヘタの切り口がキレイなものは新しいです。
新鮮なピーマンは本当にビックリするくらい美味しいです。
子供が採れたてのピーマンを天ぷらにしたら、
「ピーマンうまっ!!」
と言ってバクバク食べていました。
僕が好きな食べ方は、炒めただけ。
もしくは炒めて、醤油か麺つゆなどで絡めたもの。
そして天ぷらです。
夏の楽しみですね。
油や肉との相性もいいです。
ドライカレーみたいな中にみじん切りにしていれたら、お子さんも知らずに食べてしまいますよ。
ピーマンの繊維は縦に入っているので、繊維に添って切ることで、細胞を破壊することがなく苦み成分も壊さないので、苦みは少ないです。
とは言うものの、とにかく旬の時期の新鮮なものなら、そんなに気にせず使えますよ。
そうです、ずばり「今でしょ!」
この時期の新鮮なピーマンはとにかくおいしいですよ!
明日はピーマン料理でどうですか?