みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
当店のメニューにある手作りケーキの1つが「濃厚ベイクドチーズケーキ」です。
今までは気が向いた時にベイクドチーズケーキを作っていました。
スフレタイプのチーズケーキです。
軽い感じで、これはこれで美味しいです。
メニュー変更時に、もう少しインパクトのあるチーズケーキを思い、ちょうど「バスクチーズケーキ」が流行り始めた頃でした。
「こういった濃厚なものでもいいかも」
と思い、しっかり濃厚なベイクドチーズケーキを作ることにしました。
しかし、なかなかレシピが定まらず、作るたびに色々試しながらとなってしまいました。
少し前にチーズケーキの作り方をブログに載せました。
その時は本当にしっかり焼きました。
焦げる寸前と言うか、少し苦みのでている状態です。
カステラの焦げたところと言うか、焼き芋の焦げているところと言うか・・・
その焦げがケーキの甘さのアクセントになっていいのですが、やはり端の方はかなり焼けていたので、そこ使いませんでした。
味見用です。
「ん〜、やっぱりもう少し焼きを抑えた方が良さそうかなあ」
スタッフ「K」と話していました。
「『ケーキ出す時に、焦げてる訳じゃないですよ。あえて焦がしてあります。』みたいに説明して欲しいなあ。」
「それならもう少し焼かない感じにしたら?」
そんなやり取りもありました。
そしてそのやり取り通りに改善を決めた出来事がありました。
チーズケーキを食べたお客様が、端の焦げたところだけを残していました。
それを見た瞬間、僕は決めました。
「もう少し焼きを抑えて、焼き色がついているくらいか、もしくはほとんど焼き色を付けない感じでもいいかも。」と・・・
自分がいいと思っても、お客様が受け入れなければ、それは改善する必要があることかもしれません。
頑固親父が、
「うちのはこうなんだ!」
みたいなお店もあります。
僕はそこまでのこだわり頑固親父ではありません。
早速「改善」です。
食の「お客様ファースト」といったところでしょうか。
そして焼き上げたものがこんな感じです。
ちなみに前回はこんな感じでした。
違いがわかりますか?
焼きの温度を下げて、少しだけ長めに焼きました。
前はこれくらいで焼いていたんですが、やはりインパクトが欲しくてしっかりめに焼いていました。
「トライ&エラー」
もっと美味しくしたいです!
話しは変わりますが、
「フルーツタルトはできますか?」
という電話での問い合わせがありました。
ホームページの写真を見てくださり、問い合わせいただきました。
生クリームがダメなので、ホールのショートケーキじゃないものが良かったそうです。
しかしながら、タルトはしばらく作っていませんでした。
材料も揃っておらず、申し訳ないですがお断りしました。
タルトを作るにしても、秋から春にかけて作っています。
どうしても湿気のある時期は管理が大変で、作るのを止めていました。
また作ることがありましたらお知らせいたします。
このようなお問い合わせは電話にて受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。