みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「ローゼル」という植物を紹介します。
ご存知の方もいらっしゃると思います。
この辺りで育てている方を見かけますし、季節になるとお店に売っています。
地元の方は「花オクラ」と呼んでいたりします。
こんな感じです。
お店の裏に植えてあります。
「花オクラ」と呼ぶのはなぜか?
それはこのローゼルの花がオクラそっくりなんです!
比較にオクラの花の写真を載せます。
これは以前「この花はなんでしょう?」というブログで載せたものです。
それがこれです。
ローゼルの花のアップがありませんが、比較すると本当によく似てます。
実はローゼルもオクラも同じアオイ科に属すんです。
ハイビスカスやムクゲ、フヨウなど同じ仲間なので、花はよく似ています。
花が咲き終わると、種ができ、実は濃い赤紫色の厚いガクと苞(ホウ)で全体が覆われます。
そのガクと苞を食用にします。
これです。まだ小さいですが。
もっと大きく膨らみ、濃い色になります。
お茶にすると酸味のある真っ赤なお茶になります。
その出し殻に砂糖を加えて煮詰めると、これもまた真っ赤な酸味のあるジャムになります。
ハイビスカスティーと称して売られている世の中のハーブティーの主原料はこのローゼルなんです。
実が大きくなり赤紫色になってから切り取ると、長い間その赤紫色のままなので手間入らずの飾りにいいですよ。