みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
これから新ジャガの季節になります。
色々な種類のジャガイモがあり、収穫の時期もそれぞれ違います。
最近出ていたジャガイモ2種を紹介します。
「べにあかり」と「シャドークイーン」です。
「べにあかり」は皮の色が赤いことから「べに」と付けられました。
主に加工ように開発されましたが、現在は後発品種が次々登場する中、その栽培面積は年々減少傾向にあるようです。
澱粉価が高く加工後も変色しにくい特徴があること、また煮崩れもしやすいことからマッシュポテトやコロッケなどの加工用に適した品種なんです。
皮が赤くて変わった味がするのかと思いきや、中の実は白く、味は普通においしいですよ。
それほどホクホク感は無いようでした。
同じような名前で、みなさんにもよく知られている品種に「キタアカリ」がありますが、僕はこちらの方が好きですね。
奥に見える、なんだか不気味な色をした「シャドークイーン」
名前もなんだか小悪魔的?な感じですね。
見た目のインパクトは大きいですね!
紫色が濃く、一見ジャガイモとは思えないほどです。
皮は黒っぽい紫ですが、中の実は鮮やかな濃い紫色をしています。
この紫色は、ブルーベリーでもおなじみの色素である「アントシアニン」によるものです。
食感は、メークインとサツマイモの中間と言った感じで、少しだけねっとりしている感じです。
甘みもあり、味は見た目ほどインパクトはないですかねえ〜。
普通にソテーしてお出ししましたが、ポテトサラダや、ポタージュにするとその鮮やかな色を楽しめると思います。
加熱しても色は変わらないので、色を生かした使い方をすると良いかもしれませんね。
どうしても紫芋のイメージが強いので、
「甘いのかなあ」
と思ってしまうかもしれませんね。
ジャガイモは本当に色々な調理法があって、お子さんから年配の方までみなさん喜ばれるものも多いです。
みなさんも色々試してくださいね。
機会があれば、そういったものも紹介していきたいと思います。