高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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メンタルヘルスの話題で思うこと。

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

過酷なトレーニングと厳しい競争にさらされてるスポーツ選手のメンタルヘルスが注目されています。

 

「メンタルヘルス」とはその名の通り精神面における健康のことです。

 

テニスの大坂なおみ選手が長年うつ症状に悩んでいたことで注目を浴びましたね。

 

トップアスリートは求められる競技水準が高く、生活に掛かる負担も大きいです。

 

好きで始めたはずのスポーツで、色々な犠牲を強いられることで、いつの間にか体調不良やうつの原因になることがあるようです。

 

気付くきっかけとして多いのは「不眠症状」なんだそうです。

 

ある調査で精神疾患になる率が高かった国があります。

 

ニュージーランドです。

 

それをきっかけに、国をあげて精神保健福祉に注力し、またスポーツ選手のメンタルヘルスにも積極的に取り組んでおり、ラグビーのニュージーランド代表オールブラックスはその先進例です。

 

厚生労働省は、国民の健康を保持するために広く継続的な医療を提供すべき疾病として、「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」の4種類の疾病を掲げていましたが、2011年に新たに「精神疾患」を加えて5疾病とし、対策に力を入れています。

 

「精神疾患」とはストレスによって引き起こされる心の病気です。

 

代表的な5つの疾患は、「うつ病」「パニック障害・不安障害」「適応障害」「睡眠障害」「依存症」があります。

 

最近では芸能界でも深田恭子が適応障害による芸能活動を休止を発表しています。

 

その他、パニック障害、双極性障害などで休養している芸能人も目立ちます。

 

昔から、「充電期間」「語学留学」「創作活動」などなど、色々な理由で休養していた芸能人は少なくないようです。

 

今ではこのように病名が付けられて診断されますが、以前は理由もわからず、「自分でもおかしい」と思ったり、他人からも「あの人はなんだかおかしい」みたいに思われて、余計に精神的に弱ってしまうこともあったのではないかと思います。

 

「楽な仕事は無い」

 

とはよく言われます。

 

そんな「厳しい」と言われる仕事の中に「料理人」も入ると思います。

 

今ではかなり良くなりました(こういう言い方が合ってるのかな?)が、僕がこの世界に入った頃はまだまだ昔の名残が残っていました。

 

昔の名残とは、「鉄拳制裁」や理不尽なことがたくさんありました。

 

まあ環境にもよりますけど・・・

 

それでも厳しい世界です。

 

僕がこんなこと言ってたら、先輩方から、

 

「まだまだ甘いよ!」

 

なんて言われそうです・・・

 

先輩方のお話を聞くと、もう僕なんかぬるま湯につかってたようですからね・・・

 

もう軍隊ですね。(軍隊を経験したことはありませんが・・・)

 

だから離職率も高いですし、多分精神的にダメージを受けた人もたくさんいると思います。

 

僕も精神的に強かったのか、鈍感だったのか、なんとかやってこれました。

 

確かに厳しくしないといけないこともあります。

 

人の身体に取り入れるものを扱うんですからね。

 

その点で厳しくするのはわかります。

 

でも理不尽なことで色々と厳しくされるのはどうかと思います。

 

血の気の多い人も多いですし、またやはり調理場の忙しい時って、みんな殺気立っていますからね。

 

本性が出ます。

 

僕自身も、

 

「自分ってこんな風になるんだ・・・」

 

なんて客観的に自分をみていました。

 

スポーツ選手ではありませんが、料理人にも「メンタルヘルス」は必要だと思います。

 

料理人に限らず、色々な仕事でも精神疾患になる方は増えています。

 

最悪のパターンの事例もニュースになることがあります。

 

家族や職場、周りのみんなが異変を気付いてあげること、また本人が早くに相談できる環境をつくっていくことは大切な課題だと思います。

 

今回はいつもと違い、少しまじめで大きな問題を取り上げてみました。

 

 

 

 

 

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