みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「バジル」の葉が安く売っていたので(大好きな産直です)、バジルペーストを作りました。
いわゆる「ジェノベーゼ・ソース」です。
バジル、ニンニク、オリーブオイルのみです。
本当はその他に、松の実やパルメザンチーズなどを入れますが、松の実が無く、シンプルに作っておけば何にでも使えるので、この3種で作りました。
お店中が「バジル」の香りでいっぱいになります。
「なんかバジルの匂いがスゴいんだけど!」
スタッフ「K」が覗きにきました。
だいたいミキサーで作りますが、僕はハンドミキサーで作ります。
何で?
え・・・
掃除が面倒だから。
あと、ミキサーにソースがたくさんついてもったいないから・・・
そんな感じで、いつもハンドミキサーを愛用しています。
それはいいとして、このソースを作る時の注意点は「変色」です。
バジルは温度に敏感なので、ミキサーで回した時に出る熱で変色します。
なので、ミキサーを冷やしたり、氷を入れたりします。
酸化して表面が黒ずんでくることもあります。
「バジルの葉」って切ったり、傷つけたりすると、そこが黒ずんできますよね。
ということで、ひっさしぶりにパスタを作りました。
ジェノベーゼです。
あっ・・・写真はありません・・・
パスタはあまり作りませんが、たまに作って食べます。
今回はリングイーネと言うパスタを使いました。
「ペスト・リングイーネ」ですね。
日本では「ジェノベーゼ」と言えば「バジルペーストを使ったパスタ」ですよね。
実はこれ、日本でしか通じないんです。
つまり、バジルペーストを使ったパスタを「ジェノベーゼ」というのは日本だけなんです。
イタリアで「ジェノベーゼ」と言えば「緑」ではなく「茶色」です。
牛肉の赤ワイン煮みたいなソースをパスタに絡めたものが「ジェノベーゼ」です。
え〜!本当?
本当です、調べてみてください。
バジルを使った調味料を「ペスト」と言います。
「ペースト状」などの「ペースト」じゃないですよ。
だから日本の「ジェノベーゼ」は「ペストのパスタ」なんです。
「ジェノベーゼ」はバジルの産地を表しているだけです。
でもこれはイタリアでというか日本以外で。
だから日本では、バジルペーストパスタは「ジェノベーゼ」でイイんです!
通じるから。
「本当はジェノベーゼじゃなくて・・・」
言わせておけばイイんです。
ウンチクを言いたい人は言わせておいてください。(あ、自分もじゃん・・・)
ということで、本当は「ジェノベーゼ」は緑じゃないよ、くらいな事を頭の片隅にでも置いておいてください。
「ジェノベーゼ」美味しいですよねえ!