みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「『わけぎ』と『ねぎ』ってよく似てるけど違うの?」
ズバリ!違います!
「見た目は似てるけど、何が違うの?」
まず、『わけぎ』は「ねぎ」と「玉ねぎ」の雑種です。
見た目は「ねぎ」と似ていますが、玉ねぎと同じで球根で育ちます。
エシャロットみたいな球根が出来ます。
なので、どちらかというと「たまねぎ」に近いのかもしれません。
というのも、原産は中国や日本のようなアジアっぽい感じですが、実は原産はギリシャなんです!
一方、「ねぎ」の原産地は中国南部や中央アジアです。
日本では、ダントツに生産量が多いのが「広島県」です。
生産量は全体の約6割にもなります。
そして「福岡県」「愛知県」と続きます。
なるほど、時期になるとたくさん並んでいるのを見ます。
その旬の時期が今なんです。
3月中旬頃から5月上旬にかけての春の時期と、9月から11月にかけての秋と、一年に2回あります。
その「わけぎ」の「ねぎ」との見分け方のポイントは、「球根」なんです。
「わけぎ」の下の部分を見ると、ぷっくりと膨らんでいるのがわかります。
一方「ねぎ」は葉っぱまでスーと一直線に伸びており、膨らみはありません。
「わけぎ」の食べ方は「ぬた」が一般的ですが、「ねぎ」と同じように使うことが出来ます。
「ねぎ」に比べて、刺激が少ないので、「ねぎ」が苦手な方は「わけぎ」を代用するといいかもしれませんね。
家は時期になると、いつも「わけぎのぬた」が酢みそと一緒に食卓に置いてありました。