みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
みなさん「お雑煮は」食べましたか?
地域によって違いがある「お雑煮」
僕は愛知を出るまで、今まで食べていた「お雑煮」が普通と思っていましたが、違いましたね。
普通は普通じゃないんです。
みなさんも僕と同じ経験をした方がいると思います。
また、県外から愛知県に来られて方は、きっとこう思ったと思います。
「え!?何か入れ忘れてない?」
愛知のお雑煮はシンプルですからね。
餅、菜っ葉のみ・・・
僕からしたら、当たり前なんですけどね。
僕は翌日のお餅がちょっと溶けてとろみのついたくらいのものが好きですね。
そんな「お餅」ですが、一般的に形は「四角」と「丸」があります。
これも地域によって違いがありますね。
大きく分けて「角餅」と「丸餅」の違いは東日本と西日本で違います。
その違いの分岐点は・・・
天下分け目の関ヶ原!
ちょうど岐阜県の関ヶ原辺りになるようです。
関ヶ原より東が「角餅」、西が「丸餅」が一般的です。
ちょうど境界線上にある、岐阜、石川、福井、三重、和歌山では、角・丸の両方が使われているようです。
僕の実家でも年末には、角・丸の両方の形のお餅を作っていました。
それもたくさん・・・
最近は機械でお餅をついて(?)いました。
つきたてって、ものすごく美味しいんですよね。
もっちりもちもち!
まだ餅米の粒が残っているくらいも美味しいんです!
ついてる横で食べてるばかりでしたね。(笑)
日本のお餅は、もともと丸い形をしていました。
角餅の由来は諸説ありますが、江戸時代に、平たく伸ばした餅を切り分ける方法が生み出され、これが角餅となりました。
角餅は運搬に便利なことから、江戸から徐々に広まっていったとされています。
例外で、北前船が運んできた京都文化の影響が強い山形県庄内地方と、つきたての餅を年間60日以上食べる習慣のある岩手県一関市は、丸餅が主流です。
逆に、高知県(土佐)と鹿児島県(薩摩)には、藩主の山内氏、島津氏が長く江戸に留まっていたとされていることから、角餅を使う地域があります。
みなさんのお家はどんな「お雑煮」「お餅」ですか?