みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
前回、脳は全体重のわずか2%程度の重さですが、体で1日に消費するエネルギーのうち、約20%が脳で消費されるんですということをお話ししました。
脳を使うと、エネルギーが不足し脳が疲れてしまい、忘れっぽくなったり、判断力が鈍ったりしてしまいます。
そこで脳にいい栄養素を食事から摂取することで、脳の健康を維持していくことができます。
そんな脳の働きを活性化させる効果が期待されている食べ物が「ブレインフード」と呼ばれるものです。
なんだか大げさな名前なので、どんな食材かと思ってしまいますが、ごく一般的なものなんです。
その食材と効果の一部を紹介します。
・青魚・・・サバやサンマ、イワシなどの青魚にはDHAやEPAなどの脂肪酸が含まれています。どちらも体内では生成できません。DHAやEPAには脳に存在する神経細胞を再生したり保護したりする働きがあります。
・アマニ油・・・脳の神経細胞んい働きかけるほか、血液をサラサラにしたりコレステロールを下げたりする効果もあります。
・ナッツ・・・血行を良くしたり細胞の損失や老化を防いだりします。
・緑黄色野菜・・・ビタミンKが血液をサラサラにし、さらに記憶力の維持に働くといわれています。またカロテンは動脈硬化の予防をしてくれます。
・ベリー・・・アスタキサンチンという成分に抗酸化作用があることから、美容にも健康にもよいとされています。
・大豆・・・記憶力や認知能力を上手く働かせるために必要な成分が含まれています。
・チョコレート・・・脳をリラックスさせたり細胞の老化を防いだりしてくれるテオブロミンという成分を含んでいます。
・トマト・・・記憶力の低下や認知症を防いだり、老化を抑制したりする働きが期待されているリコピンという栄養素を含んでいます。
・卵・・・脳の神経細胞を保護してくれるDHAやEPA、情報伝達に関わるリン脂質を含んでいます。
・貝類・・・記憶よくに関係している亜鉛を多く含んでいます。
・バナナ・・・脳のエネルギー源であるブドウ糖を含んでいるため、記憶力が良くなり、また睡眠の質を良くする成分が含まれています。
ただし、これらの「ブレインフード」を摂ればいいわけではないので、ご了承ください。
色々なものをバランス良く摂ることで、脳だけではなく、体や心も健康でありたいですよね。