みなさんこんにちは。シェフ「H」です。 夏野菜の代表のひとつが「トマト」ですね。 一年中手に入る野菜のひとつでもあるので、いつが旬かわからなくなっていますね。 コロナ禍ということもあり、最近では家庭菜園でトマトを作る方も増えてきました。 ちょうど今くらいから種を蒔き、夏ごろに収穫することが多いので、「トマトの旬は夏」と思い込んでいる方も多いですが、実は違います。 夏の日差しをたっぷり浴びて、栄養がたくさん詰まった「夏野菜」。 夏バテ予防にもなるし、火照った体を冷やしてくれることも知られています。 ナス、キュウリ、ピーマン、オクラ、パプリカ、ズッキーニ、ゴーヤ、枝豆・・・ これら夏野菜に共通して言えることがあります。 それは、 「枝にぶら下がっていて、種まで食べられる」 ということです。 「じゃあ、トマトもだね。」 そうなんです。 確かに夏野菜と言えます。 しかしながら、一番美味しいとされる「旬」は、春から初夏、秋から初冬なんです。 「へ〜、そうなんだ!」 トマトは、実は高温多湿に弱く、冷涼で強い日差しを好む野菜なんです。 なので、この点から言うと、夏野菜と言えないかもしれませんね。 トマトの旬が「夏」と言われているのは、日本でトマト栽培が始まった頃、春に種を蒔き、夏に収穫していたからなんだそうです。 産直では最近、トマトが並んでいるスペースが増えてきました。 僕は「ファーストマト」を気に入ってよく買っています。 おしりの部分がピンとしているトマトです。 実はこれ、主産地は愛知県で、『あいち伝統野菜』にも選定されていて、「昔ながらのトマトの味」として人気があるんですよ。