みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
ベル型で肉厚の、いわゆるジャンボピーマンが『パプリカ』です。
大きなカラーピーマンです。
未成熟な状態では緑色をしています。
熟すと色付いてきて、苦みが少なくなり甘味が強くなります。
実はパプリカは赤色だけじゃないんですよ!
あっ!知ってましたか。すいません・・・
それでは何種類あると思いますか?
なんと8種類あるんです!
赤・オレンジ・黄色・緑・紫・黒・白・茶があるんです。
ベル型をしていることから、
赤色は「クインベル」
黄色は「キングベル」
オレンジ色は「サンセットベル」
などと呼ばれています。
赤色を目にする時が一番多いですね。
色どりにもいいですしね。
栄養価も赤色が一番高いんです。
しかし甘さに関しては、赤だけじゃないよ!と言わんばかりに黄色のパプリカが一番なんです。
それでは食べ比べてみてください。
「たいして変わらないなし、そんなに甘くないなあ・・・」
その通り!
実は甘いといってもそれほど変わらないんです・・・そのままでは・・・
でも嘘じゃないんですよ。
パプリカの甘さは、生のままでは感じにくいんです。
パプリカの甘さを引き出すには、30分から1時間くらい加熱する必要があるんです。
フレンチでこのパプリカを使った有名な料理があります。
もちろん「ラタトゥイユ」もそうなんですが、この料理で一躍有名シェフになったと言うほどの料理です。
「赤ピーマンのババロア」です。
このパプリカの表面の皮を真っ黒に焼いて、その皮を取り除いてからコンソメで煮ます。
柔らかくなったらミキサーにかけて、ゼラチンを入れてクリームと合わせていきます。
手間がかかる、自宅では作らない料理ですよね。(笑)
もしレストランで食べる機会があったら、是非食べてみてください。