みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
今朝、たまたま畑の横を流れる農業用水路を見ると、水がまったく流れていませんでした。
いつもこの時期は水が流れています。
「おかしいなあ?畑に水が必要だし、隣には田んぼもあるのに、水が無いと田植えができないじゃん・・・」
スタッフ「K」にもそのことを話すと、
「何だか明治用水に水が流れてきてないみたいだよ。ネットのニュースに出てたの見たけど・・・」
そう言われました。
まだ、テレビやラジオではあまり報道されていませんでした。
「この時期に水がないとヤバいじゃん!」
そんなことを話していると、ラジオからそのニュースが流れてきました。
どうやらかなり大きいトラブルらしいことはわかりました。
すぐにネットで調べると、出てきました。
時間を追うごとに、その事の重大さが明らかになってきました。
明治用水はお店のすぐ横を流れています。
明治用水は高浜市の吉浜地区を流れているので、生活の一部です。
小学校の横にあるので、毎日のように目にしていました。
夏休みの日誌には必ず、明治用水を作った「都築弥厚(つづきやこう)」の話が出てきます。
愛知県の三河の人にとっては、切っても切り離せない生活に密着した用水です。
工業用水や農業用水を、その明治用水から取り込んでいます。
矢作川から明治用水に水を取り込む施設である「頭首工(とうしゅこう)」での大規模な漏水によって、西三河地域に工業用水や農業用水が供給できなくなってしまいました。
西三河には、トヨタ自動車関連の工場が多数あり、また農業も盛んな地域ということと共に、田植えの時期、これから水をたくさん必要とする農産物が育つ時期など、明治用水からの供給が滞ることは、多大な損害をもたらす可能性があります。
また碧南市や知多半島の武豊町の発電所も操業停止を発表しています。
自動車関連工場も、とりあえずためている水や井戸水を利用しているそうですが、今後は状況を見て判断していくようです。
農業に関しては、明治用水からの供給が無ければ農業ができないと言っても過言ではありません。
また田植えの時期ということもあり、水が無いと苗が枯れてしまうおそれがあり、こちらも大きな影響が出ています。
僕が知っているだけでも、今回のような大規模な供給停止状態は今までなかったと思います。
またあったら困ります。
今回あらためて「明治用水」がもたらす生活への影響の大きさがわかりました。
そしてこの地域は「明治用水」と共に発展してきたことも、あらためて感じました。
僕も地元の美味しい野菜を使っている一人として、また畑でも明治用水からの水を利用しているので、今回の漏水はすごく気になって心配しています。
一日も早く復旧することを願っています。
畑の水路には水が来ていません。(左手はお隣さんの田んぼですが、水が無くなりつつあり、たぶん田植えもしばらくできなくなってしまうと思います。)