みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
暑くなってくると、爽やかな「ミント」の香りが心地よくなりますね。
近頃は「チョコミント味」が若者に人気ですね。
うちの子も好きですが、僕自身は・・・
ノーコメントです・・・
初めて食べた時は、
「歯磨き粉食べてるみたい・・・」
という感想でしたね。
そんなミントはやはりその爽やかな「香り」が特徴ですね。
ミントの原種は20〜40種なんですが、変種がしやすいことから今では600〜3500種もの品種が存在するといわれています。
その中でも代表的な品種は「スペアミント」と「ペパーミント」です。
この2つのミントの大きな違いは「香り」です。
「スペアミント」は、ソフトな清涼感と甘さの中に、苦みがあるのが特徴です。
「l(エル)ーカルボン」という成分が主体になっています。
ハーブ特有の香りが料理に合うことから、欧米では料理に使うミントと言えば、「スペアミント」を指します。
「ラムミント」とも呼ばれ、英国の伝統的なラム肉料理に使われます。
一方「ペパーミント」の香りのもとになっているのは、「lーメントール」です。
和種のミント(ハッカ)にも多く含まれる成分で、スースーとする清涼感は日本人にも馴染みがあります。
そんなことから、日本のガムや歯磨き粉は、ペパーミントベースのものが主流なんです。
なので、みなさんが「ミント」と言って想像する香りは、たぶん「ペパーミント」だと思います。
「ペパーミント」は、スペアミントとウォーターミントが自然に交雑して生まれた品種です。
ペパー(pepper)はコショウのことです。
刺激のある風味がコショウに似ていることから、そう付けられたとされています。
「スペアミント」のスペア(spear)とは槍(やり)の意味で、葉の形が先が尖っていることから付けられました。
ちなみに写真は「アップルミント」です。
ハッカに青リンゴをブレンドしたような独特の香りが特徴で、葉の表面が密生した細かい毛でおおわれています。
また丸い形の葉から和名で「マルバハッカ(丸葉薄荷)」とも呼ばれています。
触っても、フワフワした感じですよ。