みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
地元でもまだキャベツが取れます。
だいたい6月くらいまでです。
これから暑くなってくると涼しい地域で収穫が始まります。
そんなキャベツって一年中売ってますよね。
でも、玉ネギ、じゃがいも、人参のようにそんなに日持ちもしません。
だから、冷蔵庫に保管して少しずつ出荷していく、なんてこともありません。
北海道から沖縄まで、日本中で栽培されていますが、ハウス栽培はあまり行われていません。
露地栽培がほとんどなんです。
にもかかわらず一年中食べることができるのは、各地域で気候に合わせた品種が栽培されているからなんです。
キャベツの生育に適した温度は15〜20℃くらいです。
日本各地でこの気温になる時期に栽培が行われています。
生産地によって栽培時期が違うので、常にどこかの産地でキャベツが収穫できるんです。
なので、一年中日本のどこかでキャベツが収穫できるというわけなんです。
そのキャベツは大きく分けて「春キャベツ」「高原キャベツ」「冬キャベツ」に分けられます。
春の時期、3〜6月頃にかけて収穫期を迎えるのが春キャベツ(新キャベツ)です。
巻がふんわりしていて葉が柔らかく甘味があります。
夏の時期、7〜10月頃にかけて収穫期を迎えるのが高原キャベツです。
春キャベツに対して夏秋キャベツと呼ばれることもあります。
葉が薄めですが、他のキャベツに比べ、ビタミンCの含有量が多いようです。
高原キャベツで有名なのは・・・・?
小学校か中学校で習いましたよね。
そうです、群馬県嬬恋村です!
高原キャベツのほとんどが嬬恋村産といってもいいほど、栽培が盛んなんです。
冬の時期、11〜3月頃にかけて収穫時期を迎えるのが冬キャベツです。
冬キャベツは大きく分けて2種類に分けられます。
・巻きが固く、中の葉の色が白い「寒玉系(冬玉)」
・巻が緩く、葉の色が濃い「春系(春玉・サワーキャベツ)」
関東では柔らかい春系が好まれ、関西ではお好み焼きに使われる寒玉系が人気なようです。
何かと重宝するキャベツは、こんな風に一年中食べることができるですね。
うちの畑のキャベツです。
虫に食べられてますね・・・