みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
食品を取り扱う店舗や工場などは、年に2回「食品衛生責任者再講習会」を受講しなければなりません。
飲食店を開店させるには、「食品衛生責任者」の資格保持者が各店舗にいなければいけません。
これは講習会を受講すれば資格を与えられます。
「調理師免許」を持っていれば、「食品衛生責任者」の資格は必要ありません。
飲食店を開業させるためには、「食品衛生責任者」は必要ですが、「調理師免許」は必要ないんです。
これ、知られてないことが多いんです。
これは法律上のことです。
でも実際、料理人が調理師免許を持っていないと聞くと、
「え!持ってないの!」
となりますよね。
料理人は調理師免許を持っているもんだと思っている方は多いと思います。
持っている人と、持っていない人だったら、持っていた人の方が信頼できますよね。
でも気にしなければ、無くても問題は無いということです。
ちなみに「美容室」を開業するのには、「美容師免許」が必要になってきます。
オーナー自身が持っていなくても、従業員が免許を持っていればいいんです。
また、1人で営業していくのなら美容師免許だけでいいんですが、自分以外に1名以上雇うとなると、「管理美容師免許」も必要となります。
以前有名美容室の、当時「カリスマ美容師」と呼ばれていた人気美容師が免許を持っていなかったということが話題になりました。
当然お客さんは、美容師免許を持っているもんだと思っています。
当時はそのあたりのチェックが甘かったんですね。
当時、理美容業界は人手不足で、免許獲得よりも業務優先。
腕が良ければどんどん仕事をさせていたようです。
そうなると、免許を取りにいくのは後回し。
いつの間にか毎日の業務に追われ、免許取得が後回しになっていたようですね。
ちなみに「食品衛生責任者『再』講習会」とあり、何だか試験に落ちて再講習を受けているみたいですが、そうではありませんよ。
当日は早めに閉店して講習会へ。
通し営業のお店にとっては辛いですね。
しかも刈谷まで行かなければいけませんでした・・・