高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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『シャトーブリアン』って何?

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

みなさん、「シャトーブリアン」って知ってますか?

 

近頃はよく耳にするようになった言葉ですが、何だか「シャトーブリアン」だけが一人歩きして有名になってしまいました。

 

それではそもそも「シャトーブリアン」とは何でしょうか?

 

牛ヒレ肉のだいたい真ん中当たりの部位になります。

 

牛ヒレ肉は、牛の大きさにもよりますが、だいたい3キロ前後あります。

 

2〜4キロくらい幅はありますが、3キロ前後くらいが扱いやすく、よく流通しています。

 

そのうちの最も厚みのある肉質の良い部分で、1キロもありません。

 

でも、肉によって厚みや肉質等違うので、どこからどこまでというのは厳密には難しいかもしれません。

 

といっても、ほとんどの方が1本丸々の牛ヒレなんて、見たことないと思います。

 

「頭」と呼ばれる太い部分から段々と細くなっていきます。

 

最後は「しっぽ」と呼ばれています。

 

長さは、だいたい80センチくらいですかねえ。

 

アメリカ産やオーストラリア産は、ほとんど脂はついていない状態で流通しています。

 

たいして国内産の国産牛や和牛は脂付きで流通しています。

 

また、関東、関西、九州と少しずつ脂の付き方が違ったりします。

 

ヒレ肉自体が牛一頭から取れる肉の3%ほどしか取れません。

 

その中の一部ですから、本当に貴重な部位なんです。

 

またヒレ肉は、肉の中でもほとんど動かない筋肉です。

 

筋肉は動かせば動かすほど硬くなりますね。

 

逆にほとんど動かさない筋肉は柔らかくなります。

 

そんな動かさない筋肉の部分である「ヒレ肉」は肉の部位の中で最も柔らかい肉なんです。

 

その中でも一番上質な部位。

 

それが「シャトーブリアン」と呼ばれる部位になるんです。

 

また脂肪が少ないのも特徴です。

 

オーストラリア産なら、柔らかい上に脂肪も少ない。

 

ということは、上質なタンパク質を摂ることができます。

 

実際ホテル勤務時代に、ヒレ肉を食べてダイエットしたしたお客様もいました。

 

ホテルでヒレ肉を食べて・・・僕からしたら夢のような話ですね・・・(笑)

 

一方、和牛のヒレ肉は、それなのにすごい「サシ」(脂)が入っていますよね。

 

でもいいお肉は脂もさっぱりしていますよ!

 

ちなみに「シャトーブリアン」という名前はフランス語で、フランス革命の頃の貴族で美食家の名前に由来していると言われています。

 

シャトーブリアンのことが少しはわかってもらえたでしょうか?

 

 

 

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