みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「赤ピーマン」って聞くけど、あまり使ったことないなあ・・・
そんな方も多いかもしれませんね。
洋食でもそれほど頻繁には使いませんね。
色どりで使うことが多いかもしれません。
ドレッシングみたいなソースとか、ピラフの色どりとか・・・
赤いパプリカはよく使いますね。
赤ピーマンって苦くないんですよ。
むしろ甘い感じです。
それでは「赤ピーマン」と「緑のピーマン」って違う種類なの?
と思いますよね。
いえいえ、実は同じものなんです。
緑のピーマンが完熟すると赤ピーマンになるんですよ。
だから、緑のピーマンは「まだ熟していないピーマン」ってことになります。
果物でもそうですよね。
まだ熟していないものは、酸っぱかったり、硬かったりします。
ピーマンも一緒で、まだ熟していない緑ピーマンは苦いということなんです。
赤ピーマンは柔らかく、甘いんです。
緑色のピーマンを収穫しないでおけば、赤く熟してきます。
ピーマンが苦手な子でも、赤ピーマンなら食べられると思いますよ。
でも、今は昔のピーマンより苦みが少ないようです。
家の畑で取れるピーマンも柔らかく、そんなに苦くないです。
たぶん苦手な人も食べられると思います。
子供たちは小さい頃から畑で取れたピーマンを食べていたので、買ってくると、
「美味しくない」
と言います。
何でも取れたては美味しいですよ。
ちなみに、ピーマンもパプリカも同じ中南米原産の「ナス科トウガラシ属」の野菜で、植物学的にはトウガラシの仲間です。
緑のピーマンの旬は6月〜9月頃なので、赤ピーマンは少し遅れた時期になります。
今ちょうど露地物の赤ピーマンが出回っています。
ただ、ビニールハウスで栽培されることも多いので、一年中あるんですけどね。
一度試してみてくださいね。