みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
ちょっとお高いフレンチを食べに行くと、メニューが長いですよね。
それは、お皿の上に乗っている食材を説明しているからです。
例えば『卵かけごはん』をフレンチ風なメニューにしてみますね。
「釜で炊いた魚沼産コシヒカリ 富士山麓の放し飼い鶏の朝採れ卵をのせて 小豆島の樽熟成醤油と共に」
みたいな感じです。
どんな食材か?
どこで取れた食材か?
どんな風に育てられたか?
どんな風に作られたか?
などなどと共に、
どんな調理法で調理したのか?
どんな調味料を使ったのか?
なども一緒に記します。
そりゃ長くなりますよね。
調理法に名前があれば、その調理法を記します。
例えば、
パリ風
プロバンス風
ブルゴーニュ風
パルマンティエ風
ロッシーニ風
などなど、地名や人名などをつけたものが多いですね。
そんな中で、よく聞く調理法として、
「ポワレ」「ソテー」「ムニエル」
があります。
みなさん、どんな調理法かわかりますか?
なんとなくわかりますか?
厳密に説明すると、ややこしくなるので、一般的に区別されている説明でしますね。
「ポワレ」・・・「ポワール」とはフライパンのことなので、フライパンを使って調理したもの。どちらかというと、あまり動かさないでじっくり焼いているイメージです。
「ソテー」・・・フライパンや鍋て炒めているイメージです。じっくり焼くというより、野菜炒めみたいなイメージです。
「ムニエル」・・・小麦粉をつけて、バターでじっくり火を通していきます。舌平目のムニエルが代表的ですね。
現在ではポワレとソテーは、ほとんど同じ意味で使われています。
なので、「チキンのポワレ」と「チキンソテー」はほぼ同じものと言っていいですね。
料理人の考えなどでつけていることが多いですね。
難しくいうとわかりにくいので、みなさんにわかるように名前を付けた方がいいかもしれませんね。
高級店は、わざと難しくして仰々しくしていますけどね。(そんなこと言ったら怒られますね・・・)
それもまた雰囲気づくりのひとつ!
大切なことですね!