みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
11月11日は、日本記念日協会によると、記念日の数が54もあるそうです。
ちなみにいくつか挙げると、チーズの日、鮭の日、下駄の日、西陣の日、恋人たちの日、宝石の日。麺の日、鏡の日、ピーナッツの日、サッカーの日、靴下の日、乾電池の日、ポッキー&プリッツの日、もやしの日、箸の日・・・
たくさんありますね。
そんな中に 「チーズの日」という記念日があります。
「日本人」と「チーズ」ってあまり縁がないような気もしますが、なんと6世紀頃の飛鳥時代にはチーズがあったというのです!
当時のことが記録された『右官史記』の中に、「蘇(そ)」という記述があり、これが現在の日本のチーズの元祖と言われているそうです。
また、チーズは「人類が作った最も古い食品」と言われています。
紀元前3500年頃のメソポタミアの神殿の石版画装飾や、紀元前6000年代の湖上生活者の遺跡などに、チーズ作りの痕跡が残っているそうです。
ヨーロッパでは「チーズ」は食事に欠かせないものです。
フランスも、もちろんそうです。
賄いの時でさえ、食卓には必ず、「バケットなどのパン」「バター」「チーズ」「ヨーグルト」が欠かさずありました。
スーパーにもチーズをはじめとする乳製品がずらりと並んでいます。
ちなみに「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の違いは何か?
「ナチュラルチーズ」は、生乳などの乳酸菌や凝乳酵素で凝固させ、ホエイ(乳清)の一部を除去したチーズです。
「非熟成タイプ」と、乳酸菌や酵素の働きによって熟成させた「熟成タイプ」があります。
「熟成タイプ」は時間が経つごとに味の変化が楽しめます。
「プロセスチーズ」は、「ナチュラルチーズ」を原料に乳化剤などを加えて加熱して溶かし、再び成形したものです。
プロセスチーズは製造過程で加熱処理を行うため、乳酸菌は死滅してしまいます。
そのため、熟成が進むことなく、味が均一で保存性に優れています。
これから「チーズ」の似合う季節になりますね。