みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
寒くなり、ナスの実がまだ生っていましたが、実が小さく硬くなってきます。
ということで、そろそろ片付けようとなり、ナスを引き抜きました。
みなさんはナスが生っているのを見たことありますか? ちなみにこんな感じです。 この写真は8月の初めですが、ナスの茎が11月ともなると、かなり成長してきます。
根本の方は、ほぼ木のようになってくるんです。 硬く、太く、手だけでは引っこ抜くことはできません。 鍬などを使って掘り出していきます。
それから引き抜くと、なんと!こんな感じになっています。 こんなに根が張っているんです!
ほぼ木の根っこですよね。
「ナス」は「為す」「成す」の意味で、実がよくなることに由来します。
「秋ナスは嫁に食わすな」 という諺がありますよね。
これは「夫木和歌抄」という、鎌倉時代後期の私撰和歌集にある、
「秋なすび わささ(新酒)の粕に つきまぜて よめにはくれじ 棚に置くとも」
という歌から出たものとされています。
「秋ナスは味が良いので嫁には食べさせるな」
という意味です。
もうひとつ
「秋ナスは体を冷やす食べ物で、また皮も固く消化に悪いので、嫁の体を気遣ってのこととする説もあります。
ハウス茄子は一年中ありますが、露地物はもうほぼ売っていません。
期間でいうと、結構長い間、露地物のナスは収穫できますね。
今年はたくさん実を付けてくれました。
美味しいナスの実をありがとう。