みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
今朝は「霜」が降りていました。
草花や畑などは、真っ白になって、氷も張っていました。
「初霜を観測」
「明日の朝は霜が降りる予報」
なんて言う言葉を天気予報などで聞いたことがあると思います。
それではそもそも「霜」とは?
「霜が降りる」ってどういうこと?
0℃以下まで冷やされた空気中の「水蒸気」は、地面や植物などの表面に付着すると「氷の結晶」となります。
これが「霜」なんです。
水は0℃以下になると凍りますが、「霜」が降りるのは気温3℃以下の時が多いとされています。
それでは、なぜ3℃以下でも凍るのかというと、気温は地表面から1.5メートルの高さで観測されるためなんです。
地表面の温度は放射冷却によって冷やされると、気温を観測している地点よりも低くなります。
気温3℃以下の時、地表面の温度は氷点下になっていることが多いので、「霜が降りる」というわけなんです。
この「霜」が厄介なのは農作物に被害を及ぼす(霜害)からです。
葉や土に氷の結晶がつくことで、真っ白に見えることがあります。(今朝がこんな状態でした。)
「霜害」という言葉から、「霜」そのものが農作物に被害を与えていると思われがちですが、そうではなく、「霜が降りるほど低温」となることが原因で、農作物の細胞内や外にある水分が凍ってしまい、細胞が壊れて死んでしまうことが原因で被害をもたらします。
作物が凍結する温度は、作物の種類や時期によって違いはありますが、ほぼマイナス2℃とされています。
実際、写真のようにサニーレタスに「霜」が付いており、
「大丈夫かな?」
と心配していましたが、気温が上がった頃に見てみたら、すっかり「霜」は溶け、元気な葉を見ることができました。
良かった!