みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
少し暖かい日が続きましたが、また週末はかなり寒くなるようですね。
ロシア極東・シベリア地方のヤクーツクでは異常に長い寒波が続き、15日の気温はマイナス50℃まで落ち込んだそうです。
ヤクーツクでは冬の気温がマイナス40℃を頻繁に下回るそうです。
ちょっと前にヤクーツクにある街の様子の動画をみたばかりだったこともあり、このニュースが目に入りました。
昔、エンジンオイルのCMで、マイナス何十℃かは忘れましたが、確かマイナス20℃くらいの中でも、そのエンジンオイルは凍らないというものがありました。
そのマイナス20℃の世界はどんなものかと言うことをよりわかり易くするために、マイナス20℃で凍った「バラの花」を手のひらで握ってバラバラにしたり、凍った「バナナ」で釘を打ってみたりしていました。
このヤクーツクの冬の屋外は、まさにこの通りでした。
濡れたタオルを数秒振っただけでガチガチに凍ってしまったり、熱湯を空中にまき散らすと、すぐに凍って真っ白な霧の様になってしまっていました。
魚はそのまま屋外において売っているので、凍ったままでした。
そのままにしておけば腐ることはないですね。
とは言え、食料品はどうしているのか気になりましたが・・・
人が屋外で15分くらいいると、身体に異変が起きてくるそうです。
肺が痛くなって、呼吸をすることが辛くなってしまうんだそうです。
まつげが凍ってきたり、手足の先が冷たくなってくるだけならいいんですが、ほんの数分手袋をはずしたものなら、指先が白くなって凍傷になりかねないそうです。
そして、屋外ではしてはいけないのが、「メガネをはめること」なんだそうです。
フレームが金属の場合、皮膚にくっついてしまうそうです。
そして、車はエンジンをかけっぱなしなんだそうです。
一旦エンジンを切ってしまうと、オイルなどが凍ってしまい動かなくなってしまうからなんです。
もう乗らないと決めればいいんですが、そうでなければエンジンはかけっぱなしです。
そのため街の中は排気ガスによって、いつも数十メートル先は見えない状態なんです。
昔は日本で言うところの「島流し」的な場所だったんだそうです。
それではなぜそんなところに人が住んでいるのか?
それはヤクーツクが「世界一のダイヤモンド産出地」だからなんです。
そうとはいえ、ちょっと住みたくないですねえ・・・
写真は2017年1月15日の様子です。