みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
カレーには「自家製ピクルス」をお付けしています。
ピクルスは基本的には「ダイコン」「パプリカ」「ニンジン」で基本の3種で作っています。
その他、季節の野菜を使っています。
今回は、ダイコン、パプリカ、ニンジン3種(アロマレッド・黄色ニンジン・金時ニンジン)、紅くるり(中も紅色です)で作りました。
この中で「金時ニンジン」について少し紹介します。
金時ニンジンというと、「おせち料理」や「お雑煮」などや、会席料理などの日本料理でよく使われますね。
なんと言ってもその「色」が鮮やかでいいですよね。
また「京ニンジン」とも言われていて、京都府のブランド京野菜にも指定されています。
やはり、その鮮やかな紅色から「京料理」にも重宝されています。
江戸時代から栽培されていて、現在は香川県が主な産地となっているようです。
西洋ニンジンと比べると、金時ニンジンの方が柔らかく甘味が強いのが特徴です。
しかし、種まきから収穫までに時間がかかることから、日本の気候では収穫時期が冬場に限定されます。
また、気温や土壌環境の変化に弱く、栽培の途中で根が割れやすいなどの理由から、現在は栽培しやすい西洋ニンジンが主流となってしまいました。
使い方は、普通のニンジンと同じです。
お値段は少々張るかもしれませんが、たまには食卓の色どりに使ってみてはどうでしょうか。