みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「パン作ったことある?」
「何回も見たい」
「今日中に食べる」
「ひらめいた!」
「恐怖の味噌汁」
「死者も食うおばあさん」
「俺、肉嫌だなあ」
これらの共通点は・・・?
答えは「区切りを変えると、全く違う意味になる」文章なんです。
これは、文章の区切りを間違って読むことで、「ぎなた読み」といわれています。
それぞれ
「パン作ったことある?」→「パンツ、食ったことある?」
「何回も見たい」→「なんかイモみたい」「何回揉みたい?」
「今日中に食べる」→「教授、ウニ食べる」
「ひらめいた!」→「ヒラメ、いた!」
「恐怖の味噌汁」→「今日、麩の味噌汁」
「死者も食うおばあさん」→「ししゃも、食う、おばあさん」
「俺、肉嫌だなあ」→「折れにくい矢だなあ」
この言葉の由来となったのが、
「弁慶が、なぎなたを持って」
この文章です。
この文を、
「弁慶がな、ぎなたを持って」
と、句読点を間違えて読んだことが、「ぎなた読み」の由来と言われています。
少し違いますが、アニメ「巨人の星」の歌の歌い出しに
「♪思い込んだら♪」
とありますが、これを「重いコンダラ」と思い込んでいた人がいた、というのを聞いたことがあります。
ちょうど歌と同時に流れていたアニメが、重いグラウンドならしをするローラーを引いているところで、それを見て、引いているものを「コンダラ」と言う名前なんだと思い込んでしまったということでした。
メニューに関してですが、「アラカルト」という言葉があります。
これは「アラカルト」というひとつの言葉ではなく「ア・ラ・カルト」です。
「å la carte」
と書きます。
一つの単語に思ってしまいますが、実は違うんです。
ちなみに、「å la carte」を直訳すると「メニュー表による」となります。
単品の料理は「carte」、コース料理は「menu(ムニュ)」といいます。
メニュー表のことは「la carte(ラ・カルト)」になります。
ランチセットなどのセットメニューは「le menu(ル・ムニュ)」なんですよ。
なんだかややこしいですよね。