みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
桜が散る頃から咲き始める花があります。
あの歌で有名になった
「ハナミズキ」
です。
ピンクや白の花が木の枝の上から下までいっぱいに咲き始めます。
お店の建物の向かって左に白い花を咲かせる「ハナミズキ」があります。
この「ハナミズキ」の別名を「アメリカヤマボウシ」といいます。
名前のようにアメリカが原産です。
主に北米東部からメキシコ北東部に分布しています。
日本には昔からあったわけではなく、1912年(明治45年・大正元年)当時東京市長だった尾崎行雄氏がワシントンD.C.に贈ったソメイヨシノ3000本の返礼として贈られてきたことで、日本に入ってきました。
ハナミズキは町のあちらこちらで見かけることができます。
家の庭によく植えてあります。
最近はシンボルツリーとしても人気があります。
秋から冬にかけては、葉も落ちてしまうので、あまり目立ちませんが、この時期になるとキレイな花をたくさん咲かせるので、よく目に入ってきます。
「花」と言っていますが、実はそれは「葉」なんです。
「花」と思われているものは本来の花弁ではなく、「総苞片(そうほうへん)」と呼ばれる花のつけ根の「葉」なんです。
それでは本当の花はどこにあるのか?
本当の花は総苞片に囲まれた中央部に、小さな花が寄り集まったようにいくつも咲くんです。 未開花の時は黄緑色の粒々の集まりですが、それらが黄色に変わると開花した状態です。
写真でも総苞片の真ん中に花が咲きかけていますね。
このハナミズキの総苞片は初めは黄緑色でした。
「あまり目立たないなあ・・・」
と思っていたところ、ある日「ハナミズキ」を見ると、真っ白になっているではないですか!
ビックリしました。
本当に真っ白になりましたよ。
アジサイのように気温とか、土壌とか関係してくるのかなあ?
写真を載せますので、見比べてくださいね。