みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
4月14日は「タイタニック号の日」なんです。
「え!あの映画にもなったタイタニック号?」
そうです。
その理由は、1912年(明治45年)の4月14日、初航海中の「タイタニック号」が、北大西洋ニューファントランド沖で氷山に激突し、翌日の未明にかけて沈没したことからなんです。
イギリスのサザンプトン港からニューヨークに向けて出発したのが4月10日でした。
その4日後に起きたことでした。
1997年に映画化されました。
みなさん一度は見たことがあると思います。
実は僕は映画館に2回見に行きました・・・(笑)
当時の最新鋭であり、しかも超豪華客船でした。
映画でも、その速さを誇示するために起きてしまった事故ということで描かれていますね。
そんな「タイタニック号」の食事はどんなものだったのか・・・?
タイタニック号の一等客船の『4月14日』のランチメニューがありますので、紹介します。
お昼からこんなコース料理食べていたの!と驚きます。
*オードブル
・カナッペ提督風
・牡蠣のロシア風(生牡蠣)
(白ボルドー・白ブルゴーニュ・シャブリ)
生牡蠣を船上で提供できるということは、当時としてはとても贅沢なこと。
冷蔵設備が整っている証拠です。
*スープ(どちらか一つ)
・コンソメ
・大麦のクリームスープ
(マデラ・シェリー)
*魚料理
・鮭のムースリーヌソース
(ライン・モーゼルの白ワイン)
*肉料理1(一つを選択)
・チキンのリヨネーズ風
・牛フィレステーキ リリ風
・南瓜のファルシ
(赤ワイン)
*肉料理2(一つを選択)
・仔羊のミントソース
・鴨のロースト カルバドス・グレース アップルソース添え
・牛サーロインステーキ 森林風ソース
(付け合わせ)
・ジャガイモのシャトー風
・グリンピースのタンバル ミント風味
・ニンジンのクリーム煮
(赤ブルゴーニュ ボジョレー)
*パンチorシャーベット
・ローマ風のパンチ
・ラム酒入りシャーベット
*ロースト
・雛鳥のロースト クレソン添え
(赤ブルゴーニュ)
*サラダ
・アスパラガスのサラダ シャンパーニュ・サフラン風味ビネグレットソース。
*冷製料理(一つを選択)
・冷たいロースト
・骨付き七面鳥
・フォアグラとセロリのパテ
(ソーテルヌ・ラインの甘口ワイン)
*デザート
・ウォルドルフ・プディング
・桃のシャルトルーズゼリー
・フレンチバニラアイスクリーム入りのチョコレートエクレア
・フレンチバニラアイスクリーム
(モスカルト・トカイ・ソーテルヌなどのデザートワイン)
*コーヒー・紅茶
・チーズと果物
・コーヒーまたは紅茶
(デザートワイン・シャンパンなどのスパークリングワイン)
とこんな感じです。
見ているだけでお腹いっぱいですね。
料理はもちろん、内装から調度品、家具、食器、カトラリー、サービスに至るまで、一流のものが用意されていました。
そして、この一等客船の乗客は320人いたとされています。
毎回、大宴会ですね・・・・(汗)
二等に280人、三等に700人、そして乗務員合わせて、全体では2224人乗船していたとされています。
これらの人達の食事が数日分(予定では6泊7日)船に載せていたということになります。
それだけでも想像がつかない量になりますね・・・