みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
高浜市は市会議員選挙がありました。
テレビを見ていると、当選者が「鯛」をもっている姿を目にしたことがあると思います。
大相撲で優勝したり、お祝い事に「鯛」は欠かすことのできない魚ですね。
そんなおめでたい時に登場するのが
「鯛のオカシラツキ」
ですね。
これは
・「鯛の御頭つき」
・「鯛の尾頭つき」
どちらだと思いますか?
答えは・・・
「鯛の尾頭つき」です。
お祝いのお膳に欠かせない、「丸ごとのおさかな」のことなので、
「尾も頭ももついたままのさかな」
ということから
「尾頭つき」
なんです。
お恥ずかしながら、僕は数年前まで「御頭つき」だと思ってました・・・
魚って、売っている時には「頭」だけ無いものがありますよね。
だから「頭」が付いているものは「御頭つき」なんだと、勝手に思い込んでいました・・・
「御頭」は「首領の尊敬語・親方」という意味になってしまうんです。
「御頭!」というと、なんだか海賊っぽいと思ってしまうのは僕だけでしょうか?
神事や慶事での料理に用いられる「鯛の尾頭つき」ですが、「鯛」は寿命が長いことや「めでたい」に通じることから、古くからお祝いの席には欠かせないものでした。
特に神様へのお供え物には、切り分けられていない完全な姿、尾から頭までそろった「尾頭つき」がよいとされてきました。
また「鯛の尾頭つき」は尾から頭まで付いていることから、最初から最後まで全うする「長寿の願い」が込められています。
そんな縁起もの鯛は30年以上も生きる場合があるといいます。
七福神の一人に数えられている「恵比寿様」は、右手に釣り竿、左手に鯛で抱えていますね。
「鯛の御頭つき」って「鯛の親分」が付いてくることになってしまいますね・・・
それでもいいんじゃない?!・・・なんて・・・