みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
パンのトラ安城店さんで、24時間内でのカレーパン販売個数世界記録15,455個を達成したことが話題になりましたね。
買いに行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
すごい人だったという話しは聞きましたが・・・
「カレーパンは揚げたてが一番!」
と言うのが多くの人の意見ですが、なかなか揚げたてを手にすることができない・・・
そんな声も聞きますね。
揚げてつくる「カレーパン」ですが、パン生地がどんどん発酵してしまうため、
「揚げておかないと発酵し過ぎてしまう」
ということから、その前に
「揚げておかなければいけない」
という頭の痛い悩みもあるようです。
その中で、発酵し過ぎないように低温で保存し、少量ずつ揚げたり、パンを八分程度焼き、それ以上発酵しないようにしておいて、お客さんの様子を見ながら揚げていく、という努力を惜しまないパン屋さんもたくさんあるんです。
そんな「カレーパン」ですが、起源については諸説あります。
東京都江東区にある「名花堂」(現:カトレア)2代目の中田豊治氏が、1927年に実用新案登録した洋食パンが元祖と言われることが多いです。
ただ、この新案は
「具の入ったパンをカツレツのように揚げる」
という主旨で、「カレー」という言葉は使われていなかったそうです。
一方、練馬区の「デンマークブロート」(1934年創業)では、創業者が「カレーパン」を発明したとしています。
はじめはカレーサンドを発売し、その後揚げることを思いたとされています。
また、大正5年(1916年)に新宿中村屋の相馬愛蔵によって発明されたという説もあります。
それぞれが、現在も営業しており、カレーパンは人気商品となっています。
今では「カレーパングランプリ」という
「いま一番美味しいカレーパンはどれだ?」
という合言葉に開催されるイベントもありますよ。