みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
キュウリができ始めました。
とれたてのキュウリは、めちゃくちゃ美味しいです。
味が全然違います。
実家を離れていた時に、帰省の際に久しぶりにとれたてのキュウリを食べて、その美味しさに驚いたことがありました。
それくらい違いました。
そんなキュウリには「イボイボ」があるのをご存知でしょうか?
その「イボ」がある方が新鮮とされています。
しかも、そのイボには「トゲ」もあるので、取り扱いが大変だったりします。
素手で扱うとケガをします。
最近は「イボなしキュウリ」も作られています。
キュウリが小さいうちは「イボ」がはっきりとわかり、しかもそこから「トゲ」が生えています。
大きくなると「トゲ」は無くなりますが、その名残として「イボ」が残ります。
それでは、食べるのには厄介な「トゲ」や「イボ」は何のためにあるのでしょうか?
野生のキュウリは「トゲ」の強いものが多いです。
実も「苦い」のが一般的です。
この「トゲ」や「苦み」はキュウリの防衛策なんです。
これはキュウリの果実が小さいうちに、動物などに食べられないようにするためと考えられています。
そして果実が充分に熟し、中の種ができるころになると、「苦み」が消え、「トゲ」や「イボ」も目立たなくなり、食べやすくなります。
そうすると、今度は動物が実を食べることで、種を遠くに運んでもらえるようになるんです。
野菜も子孫を残すために懸命なんですね・・・
まだ小さいキュウリなので、「トゲ」や「イボ」が見えますね。