みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
代表的な夏野菜の一つに「ピーマン」がありますね。
また「ししとう」もですね。
2つともハウス栽培されているということもあり、一年中目にしますね。
しかし「甘長とうがらし」は、ほぼ夏限定の野菜と言っていいでしょうね。(もちろんハウス栽培もしていますが、ピーマンほどではありません。)
その「甘長とうがらし」が店頭に並び始めました。
少し前から「ズッキーニ」も収穫が始まっていましたが、この「甘長とうがらし」を目にすると、
「暑くなってきたな・・・」
と夏を感じ始めます。
あの独特の甘いような青臭い香りに、より一層暑さを感じてしまいます・・・
冷蔵庫に入れておくと、ドアを開けた瞬間「フワッ」と香りが鼻に入ってきます。
「甘長とうがらし」は梅雨の時期から、9〜10月頃まで出回っています。
「甘長とうがらし」は和名は「甘長唐辛子」で、英名は「Sweet red pepper」です。
「甘長とうがらし」は唐辛子の「甘味種」になります。
唐辛子の原産は、中南米と言われています。
「ハラペーニョ」などの、ものすごく辛い唐辛子は、メキシコなどの「中南米」のイメージがありますね。
15世紀に探検家のクリストファー・コロンブスがアメリカからスペインに持ち帰った野菜の一つなんです。
日本には「辛味種」が江戸時代に、「甘味種」が明治時代に導入されましたが、一般的に普及したのは戦後のことになります。
そんな唐辛子の世界での生産量は、中国が1位となっています。
しかし日本の「唐辛子」の輸入先の大半が韓国となっています。
「甘長とうがらし」は焼くだけでも美味しいんですが、焼いたところにちょっとしょう油をたらしたり、白だしを入れて軽く煮んで、そのまま冷まして食べても美味しいですよ。