みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
近頃「オレンジジュース」(果汁100%のもの)がえらく値が上がっていることに気づきました。
中には価格が倍になっているものもありました。
確かに燃料費・輸送費等の高騰で値上がりはしたものの、その値上がり幅が、他の商品と比べても高いんです。
その原因は「天候不順」のようです。
加工用オレンジで、世界で6割のシェアを持つとされるのが「ブラジル」なんです。
天候不順やそれに伴うオレンジの病害などで生産は減り、オレンジジュースの国際価格は年初に比べ5割近く上昇し、5月には過去最高値にまで上昇しました。
その影響は日本国内の飲料メーカーを直撃しています。
雪印メグミルクでは、一部のオレンジジュースが販売休止になっています。
8月には販売再開をする予定ですが、3割以上の値上げを発表しています。
現在、少ないオレンジ果汁が世界中で争奪戦になっているようです。
確保できたとしても、仕入れ段階でかなり値が上がると思われるので、これが商品となって手に届く頃には、かなり値が上がるのは必至のことと容易に想像できますよね・・・
「ちょっと待ってください!ブラジルで天候不順!ということは・・・」
そうなんです!
ブラジルと言えば
「コーヒー豆」
そのコーヒー豆も影響を受けており、取引においても最高値を付けているんです!
あるコーヒー焙煎店さんの話では、
「コーヒーの生豆(焙煎前の豆)の価格は徐々に上がってきているが、昨年一気に4割くらい上がった」
というここなんです。
異様な値上がりは、いつも気軽に楽しんでいたものが、急に高級品へとなりかねませんね・・・