みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
ナスの美味しい季節ですが、「白いナス」を見たことがありますか?
米ナスと同じような形をしていますが、真っ白なナスです。
表面がツルンとして陶器のようなので、まるで作り物みたいです。
この「白いナス」はヨーロッパ系の品種で、日本には「ホワイトベル」などの品種が入ってきています。
米ナスと同じような形をしていて、表皮は白くツヤがありますが、ヘタは緑色です。
一般的なナスのように濃い紫色をしていないので、ナスに含まれている「アントシアニン」系色素の「ナスニン」が含まれていません。
ちなみに「ナスニン」はポリフェノールの一種で、抗酸化作用や動脈硬化、老化予防、目や肝臓の働きを活性化する効果があるとされています。
ヨーロッパ系のナスは皮が固かったりしますが、白ナスはそうでもありません。
果肉は加熱すると柔らかくなるので、色々と使い勝手は良さそうです。
とろけるような食感になることから別名「トロナス」と呼ばれることもあるそうです。
やはりナスは油との相性がいいので、揚げたり、焼いたりした方が美味しく食べられると思いますよ。
おまけの話ですが、同じように「白い野菜」は何があるかな?と考えてみました。
大根、カブ、白菜。ネギ、長芋、ホワイトアスパラガス、カリフラワー、タマネギ・・・
なんだか寒い時期に収穫できる野菜が多いですね。
まあそうなりますよね・・・
日に当たったら色づくことが多いですからね・・・