みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
みなさんは、
「ジャガイモと言ったら何を思い出しますか?」
もしかすると、あまり気にしていない人も多いかもしれませんね。
「男爵やメークインなら知ってる」「きたあかりって聞いたことあるなあ」
それで充分だと思います。
僕自身も、仕事柄色々な種類のジャガイモが気になりますが、この仕事をしていなかったら、
「ジャガイモはジャガイモでしょ!」
くらいの認識だったかもしれません・・・(笑)
野菜や果物は、それぞれの種類にたくさんの品種がありますし、毎年のように新しい品種が登場してきます。
ジャガイモも例に漏れず・・・と言いたいところですが、実は日本で栽培されているのは約20品種程度とごくわずかなんです!
世界中には約2000もの品種があるといわれるジャガイモだけに、意外ですよね。
そんな中、初めて目にする品種のジャガイモを見つけたので、早速購入しました。
名前は「キタカムイ」といいます。
いかにも北海道らしい名前ですよね。
まだ新しい品種なので、目にしたことのある方も少ないと思います。
昭和57年に選抜・育成した「イエローシャーク」という品種と、平成4年に奨励品種に決定された「とうや」という品種を交配したもので、平成19年に優良品種として認定されています。
「キタカムイ」は「男爵」に比べ、デンプンは多くありませんが、貯蔵することでデンプンの糖化が進みやすく、甘味が増します。
また「男爵」に比べて煮崩れしにくく、煮物にも適しています。
見た目は「男爵」に似ています。
実はすごく白いです。
皮を剥いて茹でましたが、確かに「男爵」より煮崩れしにくく、食べるとキメが細かくしっとりとしてなめらかな印象でした。
ほんのり甘味もあり、美味しかったです。
買ってすぐだったので、もう少し寝かしておいたら、もっと甘味が増したかもしれません。
最近は「メークイン」の時期だったこともありよく使ったり、畑では「キタアカリ」が収穫できたので、それを使ったりしています。
「キタアカリ」は味も濃くておいしいので、よく使っています。
また「インカのめざめ」を見つけたので、購入してストックしてあります。
なので、たまに付け合わせで出てくるかもしれませんよ。
栗やサツマイモのような味と食感で、色も濃い黄色をしているので、お客様に、
「これはジャガイモっぽいけど何?」
と聞かれることもあるくらいです。
また、
「このジャガイモは他のとは違う!」
とちょっと感動したのが「三方原馬鈴薯」です。
そうです、あの「三方原の戦い」があった静岡県の「三方原台地」で栽培されているジャガイモです。
種類としては「男爵」で、ホクホクとしているんですが、繊細な感じもあり、上等な感じがします。(ん〜語彙が少ない・・・)
とてもキレイなジャガイモです。(個人的な感想です。)
出回る時期が短いので、なかなか手に入りません。
こちらも見つけた方は是非購入をオススメします。
久しぶりに美味しいマッシュポテトが食べたいなあ・・・
「キタカムイ」です。