みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「どうまい牛乳」
聞いたこと、見たことありますか?
真っ赤なバックに、牛乳を飲む昭和チックな少年が目に付きます。
地元の「JA愛知みなみ」(田原市を管内とする)さんが「中央製乳(株)」さんと共同で開発したオリジナル牛乳です。
少し値は張りますが、すごく美味しい牛乳です。
新鮮さがわかるコクのある牛乳です。
子供が飲んでも、
「これ美味しい!」
と言ってました。
田原酪農部会員の
「生産者の顔が見える販売がしたい」「地産地消に取り組む方法はないか」
という気持ちから生まれた牛乳です。
田原市の11戸の農家で約700頭から搾乳しているそうです。
通常、搾乳からパック詰めまで48〜72時間かかりますが、「どうまい牛乳」は24時間以内にパック詰めされるため、絞りたての風味を損なわない新鮮な牛乳なんです。
委託販売先の中央製乳(株)さんと調整を図り、田原酪農部会専用のタンクを使い、他地域のものと別管理することで田原産100%の牛乳を作ることが可能になったそうです。
ところで「どうまい牛乳」の「ど」はご存知のように、三河地方、特に「東三河」で物事を強調するときに使われる言葉です。
形容詞に付けるのが特徴です。
例えば「ど暑い」「どでかい」「どすごい」などなど・・・
ということで、「どうまい」は「ものすごくおいしい」ということですね。
説明しなくてもわかると思いますが・・・(汗)
名古屋に行くと同じように「どえらい」(どえりゃあ・今では普段ほとんど使いませんね)
関西でも同じ「ど」を使って言葉を強調しますが、こちらは主に名詞に付くことが多いです。
例えば「どあほ」「どケチ」「ど根性」などなど・・・
今では全国区になっていますね。
一方「ド級」という言葉がありますが、こちらは「強調のど」とは少し違います。
この「ド」は、20世紀初頭(1906年)にイギリスで建造された戦艦の名前、
「ドレッドノート(dreadnought)」に由来しています。
「ド級」とは「戦艦ドレッドノート並みにすごい」
ということなんです。
「超ド級」とは、「戦艦ドレッドノートを超えるようなすごさ」
ということになるんです。
地元の牛乳は「超ド級」の美味しさですよ!
(写真は「どうまい牛乳」ではありませんが・・・)