みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「朝顔」「昼顔」「夕顔」「夜顔」
この中で仲間ハズレがいます。
「朝顔」はよく知られている夏の定番の花ですが、「昼顔」「夕顔」「夜顔」があるのをご存知でしょうか?
「朝顔」は早朝に花を咲かせていつ前には閉じてしまいます。
「昼顔」は昼の暑い盛りに咲く花で、夕方にはしぼんでしまいます。
「夕顔」「夜顔」は、夕方から翌朝まで夜の間に花を咲かせるため、それぞれんぽ名前がつきました。
どちらも暗闇の中で白く大ぶりの花を咲かせます。
どの花も、7月から9月頃の夏の時期に花を咲かせます。
この中で「夕顔」だけが「ウリ科」で、他の3つは「ヒルガオ科」なんです。
どちらもツルを持ちますが、花の形が違うんです。
「ヒルガオ科」は朝顔の花の形を想像してもらうとわかるように、ろうと状のつながった花びらです。
一方「ウリ科」の花びらは別れているんです。
この「ウリ科」の「ユウガオの実」は加工して食べられる品種もあります。
これが「かんぴょう」なんです。
僕が大好きな「寿司ネタ?」です。
かんぴょう巻きがあれば、大満足です。(笑)
ユウガオの実は「フクベ」(瓢)と呼ばれ、それを干したものであるから、干瓢(かんぴょう)といいます。
ユウガオの実は足が早く、収穫するとすぐ腐ってしまうそうです。
また収穫して、細く紐状に加工したユウガオの実は、すぐに乾燥させないと傷んでしまうそうです。
なので収穫時期(夏)になると、早朝(午前3〜4時)からユウガオの実を加工して、すぐに天日干しをして乾燥させます。
そして、午前中に収穫して、その実は次の日に加工するという流れで仕事をしているそうです。
7キロくらいの大きさの実が良いそうですが、かなり大きいものでした。
数日収穫しないでいると、すぐに大きくなってしまうので、次々に収穫しないといけません。
なので上のような作業が時期には一ヶ月以上続くそうです。
すべて手作りの干瓢作りは大変そうでしたが、それだけに良いものができるんだと思いました。
手作り干瓢は白くてキレイな色をしていました。
以前夏に、お店の「緑のカーテン」として育てていた朝顔です。