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SUKIYAKI(スキヤキ)・・・名曲と歴史

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

「SUKIYAKI」

 

「スキヤキ」は坂本九さんの代表曲の1つ、1961年(昭和36年)に発売された「上を向いて歩こう」が翌年に欧米で発売された時のタイトルです。

 

今も広く知られており、多くのアーティストがカバーしています。

 

アメリカではヒットチャート1位になるなどの大ヒットを記録しました。

 

この歌の中には「スキヤキ」という言葉は歌詞に出てきません。

 

それではなぜタイトルが「SUKIYAKI」になったのか?・・・

 

今では世界中に日本料理が広まっていますが、当時海外で知られている日本料理は「スキヤキ」などのごくわずかでした。

 

曲名をそのまま使うと長いために、当時知られていた「サヨナラ」か「スキヤキ」かになったそうです。

 

「サヨナラ」は別れの言葉で、暗い感じになるということから「スキヤキ」になったという説があるそうです。

 

いまだに「スキヤキ」「テンプラ」「スシ」は定番ですからね。

 

逆に洋楽のタイトルに妙な邦題が付けられることも、昔はありましたよね。

 

最近AIの技術により新曲がリリースされた「ビートルズ」の曲もいろいろな邦題が付けられています。

 

例えば、有名な「A Hard Day`s Night」は「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」ですからね。

 

それはいいとして、すき焼きは関東と関西では作り方が違うのはよく知られていますね。

 

関東では、醤油、砂糖、みりん、酒、出汁で作った割り下を用意して、割り下を煮立たせてから野菜を入れて火を通し、それから肉を入れていきます。

 

対して関西では、鍋で牛脂を使って肉を焼き、砂糖と醤油で味付けをしていく作り方が一般的で、その後に水分の多い野菜から入れ、煮えたところから食べていきます。

 

大きな違いは「煮る」と「焼く」のようです。

 

すき焼きの発祥は関西といわれています。

 

江戸時代の中期頃、関西では鋤(すき)と呼ばれる農具を鉄板代わりとして魚を焼いていたことから「魚すき」「沖すき」などと呼ばれる料理が作られていました。

 

その鋤で牛肉を焼いたものを「鋤焼き」と呼ぶようになったことが語源とされています。

 

もともと関東ではすき焼きではなく「牛鍋」と呼ばれていました。

 

はじめは牛肉特有の臭み消しのために味噌がベースの味付けが主流だったそうです。

 

そのご肉質が向上したために、今の醤油ベースのタレが定着し関東には牛鍋屋が増えました。

 

ところが大正12年に起きた関東大震災の影響で牛鍋屋のほとんどが閉店することになってしまいます。

 

その後関西のすき焼きが関東に伝わり呼び名が統一されたといわれています。

 

みなさんのお宅はどちら派のすき焼きですか?・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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