みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
先日、大手グルメサイト「ぐるなび」が一年の食を象徴するメニュー「今年の一皿」を発表しました。
2023年の今年の一皿は、 「ごちそうおにぎり」 となりました。
「ごちそう?」 そんな風に呼ぶことはと知りませんでした。
中にたくさんの具が入っていたり、華やかな見た目だったり、いままで使っていなかったような具材を使ってみたりしたおにぎりが話題となり、若者の間にもSNSを中心に人気が広がっていったようです。
やはり「SNS映え」することがキーワードだったようですね。
そのおかげで、いままでおにぎりの定番具材だったもの以外にも、こんなもの使ったらどうだろうと、今後各国で色々な味わいを表現できる「グローバルフード」になっていくのではないかと、おにぎり協会の中村氏は言っています。
というのも、現在、海外でもおにぎりが「ONIGIRI」として人気となっていることにもあります。
おにぎりやお寿司などに使われる商業用の米の海外への輸出量は2014年から2022年までの8年間でおよそ6.4倍になっているんです。
海外で日本食ブームが続く中、新型コロナウイルスが流行した際に外出禁止政策で飲食店が閉鎖されたアメリカとフランスでは、テイクアウトの利用が増えました。
それをきっかけに「価格に手頃感がある」ことや「外でも食べられる手軽さ」で人気が広がっていきました。
また、幅広い食材を具にすることができ、菜食主義の人や宗教の戒律で食べられる物に制限がある人に対応ができること、お米は小麦などに含まれ、アレルギー源となる恐れもあるグルテンを含まない「グルテンフリー」素材であることなどが海外の人に受け入れられやすかったということがあるようです。
「カリフォルニアロール」ではありませんが、海外から逆輸入される「ONIGIRI」も出てくるかもしれませんね。