みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「麻婆豆腐」「回鍋肉」などと共に、日本でも人気の中華料理でもある「青椒肉絲(チンジャオロースー)」。
タケノコの季節になると作るという方も多いかもしれませんね。
細切りにした「ピーマン」「タケノコ」「豚肉」を炒めて醤油やオイスターソースなどで味付けした「青椒肉絲」は日本の中華料理では定番中の定番と言っていいでしょうね。
小学生でも知っている中華料理の名前ですね。
この料理を日本に広めたのは、「麻婆豆腐」を日本の家庭に広めた陳健民氏なんです。
1952年に来日し、四川料理を日本に広め、本場の味を日本の家庭向けにアレンジして紹介していきました。
中国語で「青椒」はピーマン、「肉」は豚肉、「絲」は細切りを意味します。
ということは「青椒肉絲」とは「ピーマンと豚肉の細切り」ということを意味します。
つまり、ピーマンと豚肉の細切りを炒めて作れば、それは「青椒肉絲」ということになりますね。
しかし日本では「青椒肉絲」には「タケノコ」が欠かせない材料となっています。
というか、「タケノコを美味しく食べる料理」のようなイメージでもありますね。
僕自身も、「タケノコが入っていない「青椒肉絲」なんて「青椒肉絲」じゃない」と思っています。(笑)
本当は「タケノコ」よりむしろ「ピーマン」がメインの料理と言っていいんでしょうね。
僕は賄いで、たまに「タケノコ」の代わりに「ジャガイモ」で「青椒肉絲」を作っていましたよ。
ジャガイモで作っても美味しいですよ。