みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
愛知県はまだ「梅雨入り」はしていませんが、来週くらいには宣言が出されそうですが、どうでしょう?
梅雨の期間は、「長くても短くても降る雨の量はそれほど変わらない」ということを聞きました。
ということは、今年は梅雨の期間が短くなりそうなので、短い期間にまとまって雨が降ることが心配になります・・・
ところで、
「梅」に「雨」と書いて「つゆ」
と読みますが、これはなぜか?
「梅」が何か関係しているのか?
「梅雨(つゆ)」に「梅」の漢字が使われる理由には諸説あるようですが、中国が由来とされているそうです。
・梅が熟す時期に降るため
梅の実が熟すのは5〜6月です。中国でも梅の実が熟す時期にたくさんの雨が降るため、「梅雨」と呼ぶようになったとされています。
・カビが生えやすい時期だから
5〜6月頃は雨が多く降って湿度が高くなるうえに、気温も上がります。するとカビ(黴)が生えやすくなります。もともと「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたものが、同じく「ばい」と読める「梅」を当てて「梅雨」になったという説もあります。
それでは、ここから「梅雨」を「つゆ」と読むようになったのはなぜか?
・露(つゆ)に濡れる時期だから
雨が多く湿度が高いと、植物の葉に「露」がつきます。その風景から転じて「つゆ」と呼ばれるようになったとされています。
・梅の実からの連想
梅雨は梅の実が熟す時期で、梅の実が熟して潰れることから、「潰ゆ(つゆ)」に転じたという説もあります。
・カビで食べ物が痛みやすい時期だから
黴雨と同様に、カビが生えて食べ物が傷むことを意味する「費ゆ(つひゆ)」から転じて「つゆ」になったという説もあります。
この時期には「梅雨」以外にも同じ意味を持つ言葉がいくつかあります。
「麦雨(ばくう)」「五月雨(さみだれ)」「黄梅の雨(こうばいのあめ)」などがあります。
僕は「五月雨」と書いて「さみだれ」というのが、カッコいいと思っています。(笑)
「五月雨を 集めて早し 最上川」
ところでどうして「速い」ではなく「早い」なのか・・・?