みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
買い出し時に、田んぼの中の道路を車で通ることが多いんですが、小麦を栽培しているところが増えているような気がします。
お米の減反政策なのか、小麦の方が手間がかからないのか・・・?
確かに
「愛知県産 きぬあかり」「愛知県産 ゆめあかり」
などという表示の小麦粉を良く目にするようになりました。
「愛知ってそんなに小麦作ってたかなあ?」
そう思っていました。
愛知、岐阜、三重県の2023年産の小麦収穫量(合計)は、20年前と比べて2倍超に伸びたそうです。
しかも単位面積あたりの収穫量は愛知県が全国トップで、高い生産効率を誇っています。
愛知県は小麦の作付け面積は全国6位なんですが、収穫量は4位、10アールあたりの収穫量は全国1位なんです。
農林水産省の統計のよると、2023年の全国小麦収穫量は約110万トンで前年より10%伸びました。
そのうち北海道はダントツの1位で、約77万トンと66%を占めます。
愛知県は3万4300トンで4位です。
これは前年の14%増となっています。
県内の外食チェーン・サガミホールディングス傘下のうどん店では、使用する小麦の全量を「きぬあかり」に切り替えたそうです。
また、製パン大手の敷島製パンも積極的に国産小麦を使用しているようです。
「国産小麦使用」という表示を良く見かけるようになりました。
国産が手に入りやすい価格であればその方がいいのですが、やはりまだ輸入物に比べると割高のようです。
国内の農業を守る政策もされていますが、消費者は割安の方に流れていくのは否めません。
国内で消費されている小麦の8割以上は輸入に頼っています。
ロシアのウクライナ侵略に始まった輸入小麦の値上がりもあるので、今後しばらく収穫量は増加傾向にあるのではないかと推測されています。
釜炊きのご飯やおにぎりが人気ですが、お米離れは進んでいるようなので、やはりこれからは小麦生産が増えていくのかもしれませんね。