みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
夏の代表的な飲み物といえば「麦茶」ですね。
この麦茶は入れ方によって特徴が変わります。
「水出し」「お湯だし」「煮出し」
この3つの入れ方の特徴とは?
・「煮出し」
水を沸騰させ、火をつけたまま麦茶のパックや麦粒を入れて煮出す方法です。
少し手間はかかりますが、麦茶ならではの「コク」や「香り」を楽しむことができます。
火を止めたらヤカンごと冷まします。
・「お湯だし」
お湯出しは煮出しと似ていますが、水を沸騰させたら火を止めます。
火を止めてから麦茶パックを入れて、10〜30分ほど置いてから、煮出し同様にそのまま冷まします。
雑味が少ない麦茶を入れることができます。
長時間パックを入れておくと、苦みやえぐみが出てくるので注意しなければいけません。
・「水出し」
水にパックを入れて、そのまま2時間ほど待てば出来上がる手軽な方法です。
さっぱりとした味と香りに仕上がります。
少し物足りないようなら、少量の熱湯にパックを入れて蒸らし、それから冷水を入れると風味がよくなります。
火も使わなく、簡単に麦茶ができるので良いですね。
これらの麦茶の保存の目安は2〜3日です。
麦茶はでんぷん質が多く含まれています。
このでんぷん質が腐りやすいことや、抗菌作用のある「カテキン」を含んでいないことから、あまり日持ちはしません。
麦茶はすぐに味が変化するのはこのためです。
「この前作ったばっかりなのに・・・」
と、すぐに変わってしまう味にがっかりしたことも多いと思います。
麦茶は「ミネラル」や「カリウム」を含むため熱中症対策にはうってつけですよ!
昔は、そんなことも知らずにずっと飲んでいた訳ですから、昔の人の知恵はスゴイですね。