高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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長野の定番「やたら」とは?

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

「やたら」

 

聞いたことありますでしょうか?

 

「やたら暑いよね〜」

 

とか、

 

「やたらめったら」

 

の「やたら?」・・・

 

まあ、そうなんですが、食べ物です!

 

「え!?・・・食べ物!何ですかそれ?」

 

ご存知の方もいるかと思います。

 

「やたら」とは、主に北信地域で食べられている郷土料理です。

 

野菜や漬け物を細かく刻んで混ぜ合わせたもので、夏野菜のふりかけのようなものです。

 

みょうがやナスなどの夏野菜、ぼたんこしょう、大根の味噌漬けを刻んで混ぜ合わせ、温かいご飯にかけて食べられてきました。

 

「ぼたんこしょう」とは、古くからこの地域で栽培されてきた青唐辛子で、牡丹の花のように見えることから「ぼたんこしょう」という名が付いたと言われています。

 

ズングリした形のピーマンのようです。

 

平成20年に信州の伝統野菜に認定されました。

 

野菜のシャキシャキ感と、ピリッとした「ぼたんこしょう」の辛味がアクセントになり、暑くて食欲がない夏でも「やたら」があればご飯が食べられたというほどです。

 

とにかく、やたらとなんでも入れたり、やたらと刻んだりすることから「やたら」といわれるようになったそうです。

 

また、米こうじと大豆から作られる「信州味噌」を使った味噌漬けだから味に深みが出るようです。

 

家にある野菜を使ったり、味噌漬けの代わりにたくあんやぬか漬けを使ったらり、醤油やかつお節を加えたりと色々とアレンジができるのもいいところですし、そうめんや冷や奴にかけてもいいですよ。

 

以前紹介した、山形の「だし」にもよく似ています。

 

とにかくあるものを刻んで入れて、味を整えて混ぜれば出来上がりです。

 

僕はオクラやめかぶ、納豆、長芋などネバネバ系を入れるのが好きですね!

 

たまに賄いでも作りますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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