みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
カニが売っているのを見て思いました。
「そういえば、カニ味噌ってカニの何だろう・・・?」
みなさん、カニ味噌は好きですか?
この辺りでは、三河湾などで「ワタリガニ(ガザミ)」がよくとれるので、子供の頃からよく食べていました。
僕は子供ながら、このカニの味噌が大好きでした。
小さいながら、
「この味噌おいしいなあ・・・」
そう思っていました。
対して卵は嫌いでした・・・
なんだかモソモソした食感がダメでした・・・
そんなカニ味噌ですが、「味噌」と付くのは体の中で「脳みそ」くらいしかありません。
しかし「脳みそ」ではないな、ということはなんとなくわかりましたが、「それじゃあ何か」ということまでは考えていませんでした。
そういうものなのかなあ・・・と。
ズワイガニや毛ガニなどは身もおいしいですが、やはり濃厚なカニ味噌が美味しいです。
これらのカニの「カニ味噌」と呼ばれているのは、脳みそではなく内蔵にあたる部分になります。
「中腸腺」または「肝すい臓」と呼ばれる部分にあたります。
人間でいうところの「肝臓」や「すい臓」と同じような働きをする臓器なんだそうです。
「ミソ」というより「キモ」ですね。
「カニ肝(カニキモ)」というより「カニ味噌」といった方が聞こえがいいからでしょうか・・・?
ちなみにタラバガニは「ミソ」が抜かれていることが多いです。
これは食べても問題ないものの、ミソにあたる部分が流れ出しやすく、身に生臭みが移ってしまわないように、取り除いてあるそうです。
レバーが苦手なので、「キモ」も食わず嫌いなところがあります・・・
「カニ味噌」は好きなんですがねえ・・・