高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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日本の農産物を守らないと!

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

現在の日本の食料自給率は4割以下の低い水準です。

 

ロシアのウクライナ侵攻により、各国の食糧自給率低下の危機感が高まっています。

 

農林水産省の「知ってる 日本の食料事情2022」によると、

 

食料自給率 38%

飼料自給率 25%

 

今後、飼料の輸入が止まれば、さらに食料自給率は下がる恐れがあります。

 

輸入に不測の事態が起こった際、農林水産省では

 

「サツマイモでカロリーをとる」

 

という計画もあるそうです。

 

東京大学大学院農学生命科学研究所の鈴木教授によると、

 

「学校の校庭やゴルフ場の芝生をはがし、サツマイモ畑のしたり道路に盛り土をして畑にする」

 

ことも考えられています。

 

以前は、「お金を出せば買えると思っていた」ものが、「お金を出しても買えない」という状況になりつつあります。

 

原因は、

 

・中国の大量買い付け

・野菜の種や飼料の異常な値上がり

 

などが考えられています。

 

ところで、みなさん、

 

「野菜の種は全部日本で作られていると思いますか?」

 

実は日本の野菜の種は、9割を外国の畑で種取りしてもらっているんです。

 

現在も、なかなか手に入らず値上がりしている状況です。

 

もし今後物流が止まることがあれば、野菜の自給率が8割とされている日本は、わずか8%になってしまう計算になります。

 

また、ほぼ100%を輸入に頼る「肥料」についていえば、もし今後「中国」「ロシア」「ベラルーシ」などが売らないということになると、さらに自給率は下がってしまいます。

 

コロナ禍以後日本の肥料の値段は2倍、餌も2倍、燃料は4割高になっています。

 

それゆえ、酪農家の98%が赤字というデータが出ています。

 

牛乳1キロを搾る度に、30円の赤字が出るとも言われています。

 

これに対し、国からの支援はありますが、農家さんの赤字が膨らんでいることに対しての、抜本的な政策は、まだありません。

 

日本の予算の内、

 

農業に対する予算 2兆円

防衛費 10兆円

太陽エネルギーの買い取り 4.2兆円

 

およその予算ですが、これを見ると、生きていくために必要な農業に対する予算が一番低いんです。

 

世界各国と上手くやっていくために、色々とあるかもしれませんが、自国の農業や水産業をきちんと守っていく必要はあります。

 

国民一人一人が地消地産して、もっと国内産の農産物を使えばいいんですが、それには限界があります。

 

やはり、国がもっと力を入れて守って欲しいですね。

 

もちろん、これを知って、国内産の農産物をもっと使おうと思いました。

 

 

 

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