みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
冬は大根の美味しい季節です。
そんな大根をすりおろしてつくる「大根おろし」は、基本的にどの部分を使ってもいいのですが、好みの大根おろしをつくるには大根の部位別の味を知っておくといいと思います。
大根は上の部分ほど水分が多くて甘いです。
そして、下に行くほど水分量は少なくなり辛味が増していきます。
真ん中は甘味と辛味のバランスが良い部分になります。
ということは、みずみずしい大根おろしを作りたいなら葉に近い上部を使い、辛い大根おろしを作りたいなら、細くなった先の部分に当たる下部を使うといいということになります。
また、より辛みのある大根おろしを作りたい時は、横に切った大根の下部を繊維に逆らっておろすといいんです。
辛味はすりおろした直後が最も強いので、辛い大根おろしを味わいたいならば、食べる直前におろすといいです。
反対に、甘味のあるマイルドな味わいの大根おろしをつくるには、縦に切った上部を繊維に沿っておろします。
おろしてから時間を置けばさらに辛味は抑えられます。
このように、大根おろしも自分好みに作ることが可能ですよ!
「大根どきの医者いらず」
といわれることもあるように、健康に良いとされています。
薬味や食材の臭み消しとしてだけではなく、消化を助けたり、豊富な栄養が含まれています。
美肌、老化防止効果、血栓予防、抗菌作用、消炎作用などの効果も期待されているほどです。
今年は野菜が高騰しています。
大根もしかりです。
しかし、健康のことを思えば安いものだと思います。
おいしい旬の季節に、たくさん大根を食べましょう!!